東京六大学野球連盟の明治大学が年内の活動を終了し、新チームの副将に就任した来秋ドラフト上位候補・榊原七斗外野手（3年・報徳学園）が、高らかに「ドラフト1位」を目標に掲げた。走攻守三拍子揃った逸材は、偉大な先輩たちが築いた「明治大ドラ1」の系譜を継ぐ覚悟を決め、勝負のラストイヤーに挑む。
「何事も1番に」4年連続ドラ1への挑戦
明治大学は、2023年の上田希由翔（ロッテ1位）、2024年の宗山塁（楽天1位）、そして今年の小島大河（西武1位）、大川慈英（日本ハム1位）と、3年連続でドラフト1位選手を輩出している。 この流れを止めるわけにはいかない。「1位で行くことに意味がある。大口をたたいてますけど、口に出さないと、かなえられない（デイリースポーツ）」と、あえて退路を断つ発言で自身を鼓舞した。
「何事にも一番。1位で行くことに意味があると思っています。1にこだわってやっていきたい（サンケイスポーツ）」と、プレーだけでなくドラフト順位でも頂点を目指す。
神宮の悔しさを糧に、名コーチとマンツーマン特訓
今秋のリーグ戦では打率.390、3本塁打、10打点を記録し、初のベストナインに輝くなど5季ぶりの優勝に大きく貢献した。しかし、明治神宮大会では初戦敗退。最後の打者となった榊原選手は「求められていることができなかった（デイリースポーツ）」と責任を痛感した。
現在はコンタクト率の向上を目指し、元大洋（現DeNA）などでコーチを務めた松岡功祐氏とマンツーマンで特訓中。「速いボールをとらえられるように、短い距離で軟らかいボールを投げてもらってます（中日スポーツ）」と、基礎から打撃を見つめ直している。
副将として、主力として「責任を持ってやる」
新チームでは副将も務める。「チームを引っ張っていくのも1番（中日スポーツ）」と、リーダーシップでもチームを牽引する覚悟だ。 「口に出した以上、1年間責任を持ってやっていく（スポニチ）」。有言実行の男が、明治大学を悲願の日本一、そして自身をドラフト1位の座へと導く。
榊原七斗 プロフィール
- 氏名： 榊原 七斗（さかきばら・ななと）
- 所属： 明治大学（3年）
- 出身： 兵庫県（報徳学園高校卒）
- ポジション： 外野手
- 投打： 右投左打
- 身長・体重： 174cm、79kg
- 主な特徴や実績： 走攻守三拍子揃ったアスリート型外野手。3年秋にベストナイン獲得。大学日本代表。50m走5秒99の俊足とパンチ力が武器。
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