7月に台湾・台中で開催されるワールドカレッジベースボールチャンピオンシップに臨む侍ジャパン大学日本代表の選考合宿が20日、神奈川・平塚市内で始まった。今春の東都大学リーグで国学院大の7連覇を阻止した青学大の最速154キロ右腕・鈴木泰成投手(4年)も参加し、2年連続となる大学代表入りへ精力的に動いた。
悪天候の初日もブルペンで30球、確かな仕上がり
合宿初日は悪天候に見舞われ、投手陣はウォーミングアップとキャッチボール、希望者によるブルペン投球というメニューとなった。今秋のドラフト上位候補に挙がる鈴木泰成投手も希望してブルペンに入り、感覚を確かめながら約30球を投じた。限られた調整時間ながら、150キロを超える速球と多彩な変化球をまとめてみせた。
合宿前は、神宮で行われた全日本大学選手権の準決勝・国学院大―関大を、悔しさを押し殺しながら観戦したという。例年とは異なる調整の難しさについて、鈴木投手は「初めて(大学)選手権のない6月で調整は難しかったけど、しっかり投球したら大丈夫だという感じです」(スポーツニッポン)と語った。
同じ右腕・猪俣駿太とキャッチボール、互いの剛球を実感
この日、鈴木投手は同じく今秋ドラフトの注目株である東北福祉大・猪俣駿太投手(4年)とキャッチボールで汗を流した。ともに150キロを超える速球と多彩な変化球を持つ大学屈指の右腕同士。猪俣投手の球を受けた鈴木投手は「ボールがむらなくまとまっていて、重くて強いボールでした」(スポーツ報知)と、ライバルの実力に舌を巻いた。
そんな鈴木投手の投球は、指揮官の目も引きつけた。大学日本代表で監督を務める関西国際大・鈴木英之監督(59)は「すごい球を投げていましたね。ちょっと格が違うというか、やっぱり頼もしいなと思いました」(スポーツ報知)と、その剛球を絶賛した。
2年連続の代表入りへ、「今、ある力を全部出したい」
合宿2日目となる21日の紅白戦では、鈴木投手の先発が予定されており、2イニング程度の登板が見込まれている。実戦での仕上がりが、そのまま代表選出のアピールの場となる。
2度目の大学代表入りを目指す鈴木投手は「今、ある力を全部出したい」(スポーツニッポン)と自信をのぞかせた。今秋のドラフトでも上位指名が有力視される右腕が、台湾での世界大会へ向けて確かな一歩を踏み出した。
【鈴木 泰成】 プロフィール
- 所属:青山学院大学(4年)
- 出身:東海大菅生高
- ポジション:投手
- 主な特徴や実績:最速154キロを誇る本格派右腕。速球に多彩な変化球を織り交ぜる投球が持ち味で、今春は東都の青学大を牽引し国学院大の7連覇を阻止した。今秋ドラフトの上位候補として注目を集めており、選考合宿では監督が「格が違う」と評するほどの剛球を披露。2年連続の侍ジャパン大学日本代表入り、そしてプロ入りへ期待がかかる。













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