2014年ドラフト10大ニュース

 2014年に起こったドラフト関連の10大ニュースです。個人的な物ですが。

第10位 サプライズ指名相次ぐ

 まずはドラフト当日の話題から。広島はドラフトの外れ1位指名で中部学院大の野間峻祥選手を指名すると、2位では亜細亜大で2試合、合計1回しか登板の無い薮田和樹投手を指名しました。薮田和樹投手は、岡山理大付でもケガが多く登板数はほとんど無い。ただし大学での2回の登板で衝撃を受けた野球ファンはスカウトは多いようだ。

 また埼玉西武はドラフト4位で敦賀気比卒の玉村祐典投手を指名した。玉村選手は昨年卒業した後に亜細亜大に進学予定も入学せず、地元でトレーニングをし、夏には甲子園ベスト4の敦賀気比打線の打撃練習に登板し、手も足も出ないピッチングをしたとか。

 東京ヤクルトのドラフト7位指名・原泉選手も鹿児島にある第一工業大という事もあり、なかなかプレーが見られない選手だった。

 スカウトの努力が実る指名となるか。プロでの活躍を期待したい。

 

第9位 阪神和田監督、今年も2度の抽選外す

 また当日の話題、今年は抽選が3度行われ、唯一2度の抽選を外したのは阪神の和田監督だった。和田監督は2013年も大瀬良大地、柿田裕太の抽選を外し、2年連続の2度の抽選を外した。

 ただし2012年には藤浪晋太郎の抽選当てている。昨年抽選を3度外した栗山監督は、今年は社長に抽選を止められた。和田監督が来年も続投する場合、抽選者は考える必要あり?

 

第8位 速球派高校生相次ぐ

 今年の高校生は速球派投手が多かった。安楽智大投手の157km/hに150km/h越えは松本裕樹投手、小野郁投手、佐野皓大投手、高松北・塹江敦哉投手など。また149km/hを高橋光成投手、善武士投手、立田将太投手が記録している。

 東海大相模には青島凌也投手、佐藤雄偉知投手に2年生の吉田凌投手、小笠原慎之介投手が140km/h以上を記録し、140キロカルテットと注目された。

 

第7位 中日、落合GMの1回目のドラフト

 落合GMが就任して2回目のドラフトだが、最初から方針を示して選手を追ったのは今年が初めてだった。春から各大学の練習試合でなく、練習の様子を視察に訪れたり、スカウトを引き連れたりすること無く、関係者と2人くらいで視察を行う姿が見られた。

 ドラフト会議ではドラフト1位から右投手、左投手、外野手、内野手、捕手、外野手、内野手・・・と指名し、社会人が5人、大学生が3人、独立リーグが1人と全て即戦力で揃えた。

 昨年のドラフトでは谷繁監督が、将来性のある選手を要望し鈴木翔太投手を指名したが、それとはまったく逆の形となった。チームの戦力を見て、総入れ替えもあるぞというメッセージだろうか。

 

第6位 国立出身投手の活躍

 京都大の田中英祐投手が140km/h後半を投げると、名古屋大の七原優介投手は152km/hを記録した。そして田中英祐投手は千葉ロッテからドラフト2位で指名され、京都大出身初のプロ野球選手の誕生となった。

 七原優介投手は社会人野球の名門、トヨタ自動車に進むことを決め、学業の道やビジネス、技術者等の道もあるが、二人とも野球の道を進む事になった。

 また東京大は86連敗までワースト記録を延ばしている。ただし元プロ野球選手の矢沢氏や桑田氏がコーチとなって指導し、他大学に善戦する試合も見せている。来年は東大が連敗を止めるのかも注目される。

 

第5位 ベテラン社会人が夢をかなえる

 ベテラン選手が優勝の夢、そしてプロ入りの夢をかなえた。都市対抗は西濃運輸が優勝、エースの佐伯尚治投手は社会人9年目、31歳になるベテラン投手は優勝し涙を流した。また補強選手として西濃運輸で活躍をしたトヨタ自動車の佐竹功年投手も9年目のベテランで、その佐竹投手は日本選手権で優勝投手となった。

 またドラフト会議でも新日鐵住金鹿島の石崎剛投手は高校から社会人入りのためまだ年齢は24歳だが、社会人6年目で阪神からドラフト2位で指名され、JX-ENEOSの井領雅貴選手は7年目の25歳で中日からドラフト6位で、三菱重工名古屋の高木勇人投手も7年目で巨人のドラフト3位で指名された。

 井領選手、高木投手は毎年のようにドラフト候補に名前が挙がっていた。また、室蘭シャークスの瀬川隼郎投手は社会人10年目での指名となった。

 続けていれば夢はかなう。その姿を見せてくれた。

 

第4位 広島、地元出身選手をリストアップも獲得できず

 広島は今年の序盤に、広陵出身で早稲田大の有原航平投手、広島工出身で法政大の石田健大と地元出身選手がドラフト1位候補となり、二人とも獲得したいという意気込みを見せていた。

 しかし石田投手が調子を落とし、有原航平投手を他球団に先だって1位指名したものの、抽選で獲得する事ができず、石田投手も横浜DeNAに指名された。

 ドラフト1位では緒方新監督が要望した外野手の野間峻祥選手、2位では岡山出身の薮田和樹投手という指名となった。

 地元選手の獲得は、来年の広陵出身・明治大の上原健太投手へと移っている。

 

第3位 大学生投手、ケガや不調相次ぎ、プロ球団ドラフト1位指名決められず

 近年は2010年の斎藤佑樹投手、2012年の東浜巨投手と、甲子園優勝投手が大学で活躍しプロ入りしたものの、高校時のような球の勢いが失われプロで苦戦する姿を見せていた。

 そして今年も興南高校で甲子園春夏連覇の島袋洋奨投手が苦しむ姿を見せた。他にも高校や大学1年、2年で活躍を見せた選手で、石田健大投手、山崎福也投手なども4年生で評価を挙げる事が出来なかった。また有原航平投手も秋に右肘を痛め、12球団を混乱させた。

 そのためプロ12球団はドラフト1位選定を慎重に行い、直前まで他の社会人選手等の視察を続けた。

 

第2位 有原に4球団が指名、北海道日本ハムが獲得

 今年のドラフトの目玉は有原航平投手となった。高校時にもドラフト上位候補と評価されていたが、斎藤佑樹や大石達也と入れ替わりで早稲田大に入学した。当初は球は速いものの打たれていたが、大学3年秋から力を見せ始め、4年春にはアメリカで156km/hを記録、春は5勝を挙げる活躍を見せた。

 秋に肘を痛めたものの、馬力のある投手として肘の故障が治れば問題ないと、ドラフト当日は横浜DeNA,広島、日本ハム、阪神の4球団が指名し最多となった。

 抽選では北海道日本ハムの津田社長が交渉権を獲得した。日本ハムの球団社長では津田前社長が2007年に中田翔選手、2010年に斎藤佑樹投手、そして津田社長は2011年に菅野智之投手の交渉権を引き当てており、日本ハム社長伝説は続く。

 ちなみに2013年に抽選者となった栗山監督は3度の抽選をはずし、今年は社長から担当を外された。

 

第1位 安楽、高橋、故障とドラフト1位指名

 高校1年で150km/hを記録し、2年生のセンバツで準優勝、夏までに157km/hを記録した怪物・安楽智大、高校2年生の夏に最速148km/hの速球で甲子園優勝投手となった高橋光成投手、翌年のドラフト1位の超目玉と期待された。

 しかし、共に2年秋に早々と敗退すると、その後、故障やケガにより結局夏までに本調子を取り戻すまで至らなかった。それでもドラフト会議では安楽投手に東京ヤクルトと東北楽天が、高橋投手には埼玉西武が1位指名し、ドラフト1位でプロ入りを果たした。

 他にも松本裕樹投手は夏の甲子園前に肘を痛め、佐野日大の田嶋大樹投手はセンバツベスト4の後、疲労により調子を出せず社会人入りを志望、また浦和学院でセンバツ優勝投手の小島和哉投手も2年生夏以降で活躍を見せる事は出来なかった。

 投手の故障や不調は日本だけでなくアメリカでも話題となり、また軟式野球の全国大会でも中京高校と崇徳高校の準決勝が4日間、延長50回も決着がつかなかった事から、、高校野球連盟はタイブレーク制導入に向けて動き出した。

 

 

 今年もいろいろな事が起きましたが、ドラフト候補の故障についての話題が多かった感じがします。タイブレーク制導入に動きますが、それだけで故障は減るのか、また大学野球でも田中英祐投手が延長21回237球を投げた事があり、島袋洋奨投手も延長15回226球を一人で投げ抜いた事があります。島袋投手は高校時代の春夏連覇でその影響もあると思いますが、大学野球での投手の故障の問題も今後議論が必要でしょう。

 来年は野球選手が大きな故障無く、自分の夢に向かって全力で戦う事が出来ることを祈りたいと思います。

 よいお年を!

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