巨人・ドラフト4位、奥村展征選手が仮契約、チームリーダーへ

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 巨人はドラフト4位で指名した日大山形の奥村展征選手と仮契約を結んだ。契約金は4000万円、年俸は540万円(推定)。背番号は91となった。

高校最後の打席でホームラン

 奥村選手は今年夏の甲子園で遊撃手として好守を見せ、4番としてホームランも放ち、主将としてチームをベスト4に導いた。18Uではセカンドとして9試合全てに出場し28打数6安打で打率は.214だったが、3打点を挙げた。そして高校最後の公式戦となる国体では延岡学園戦で3安打2打点に守備で好プレーを連発し、巨人のスカウトに高く評価されてドラフト指名を決めた。準々決勝では夏の甲子園に続いて前橋育英に敗れたものの、8回の高校野球最後の打席では7球連続ファウルと粘り、12球目をフルスイングして右中間スタンドにホームランを放った。

憧れは宮本慎也選手

 奥村選手は、祖父は甲賀高校野球部監督を務めた後に国会議員となり文部科学副大臣も務めた奥村展三氏、父は甲西高校時に主将として甲子園に出場し、桑田真澄投手、清原和博選手のPL学園に準決勝で敗れたもののベスト4進出を果たし、その後は甲西高校の監督も務めた奥村伸一氏で、幅広い人脈がある野球一家でもある。

 伸一氏はプリンスホテルで活躍したが、そのときに宮本慎也選手と一緒にプレーをしており、奥村展征選手も宮本選手に憧れを持っている。今年7月には巨人vs東京ヤクルトの試合が山形で行われたが、前日の移動日に宮本選手に会いに行ったという。

 目標とする選手は宮本慎也選手という奥村展征選手、宮本選手がプレーしてきた東京ヤクルトの対戦相手となる巨人に入る。背番号は91、一からのスタートとなるが、リーダーシップと持ち前の華麗な魅せる守備、そしてリストの強い打撃は、将来戦力になるだろう。

  18歳とは思えぬ、堂々とした態度だった。目標の選手を聞かれると精悍(せいかん)な顔で力強く答えた。

 「宮本選手です。宮本選手のように、誰がどう見てもこの選手は一流だといわれる選手になりたい」

 今季、ヤクルトを現役を引退した名選手とは、浅からぬ縁がある。父・伸一さんは以前、社会人野球のプリンスホテルに所属、そのときの同僚が宮本氏だった。

 伸一さんは一塁手で、宮本氏は遊撃手としてプレー。それでも、父親から宮本氏のことについて、「あまり聞いたことがない」という。奥村は、華麗な守備や堅実な打撃はもちろん、日本代表でも主将を務め、チームをまとめる強烈なキャプテンシーに、中学時代から憧れを抱くようになった。

 そんな憧れの選手に初めて会う機会があった。今年7月上旬に山形で開催された巨人-ヤクルト戦。奥村はサインをもらおうとヤクルトの選手宿舎へ向かった。対面を果たして、自己紹介とともにプロ入りの希望を伝えると「甘くないぞ」と声をかけられた。

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