広島、大瀬良大地&九里亜蓮がブルペン入り、東北楽天ドラフト2位・内田靖人捕手は田中将大投手の球を受ける

九里亜蓮, 大瀬良大地, 内田靖人

 各チームの合同自主トレも中盤を過ぎ、熱が上がってきた。広島はドラフト1位の大瀬良大地投手とドラフト2位の九里亜蓮投手、共に大学生のルーキー投手がブルペンで競演した。また東北楽天ドラフト2位の内田靖人選手は、コーチの配慮で田中将大投手の球を受けた。

 

ライバル

 ライバルは対戦相手だけでなくチーム内にもいる。広島に入団した大瀬良大地投手と九里亜蓮投手は共に186cmの大型右腕で、大瀬良大地投手は最速153kmの速球を投げて大学屈指の球速と素質、それに1年生の時からの実績を評価されて3球団がドラフト1位で競合した。一方、九里亜蓮投手は球速は140km/h前半だが、低めに丁寧に投げて東浜巨投手を抑えて最優秀防御率を記録し、昨年は明治神宮大会で全国制覇をするなど負けていない。

 この二人がはじめて揃ってブルペン入りした。2度目のブルペン入りとなった大瀬良大地投手は「横目で気にしながら投げた」と九里投手を気にしながらも50球を投げた。九里投手は「大瀬良は大瀬良。自分は自分。持ち味が違うので意識はないです」と話し、カットボールの習得に取り組んでいた。

 大瀬良投手は力を入れた球が高めに浮くなど、まだバラツキがあるようだが、視察した山内投手コーチも「楽しみ」と評価、また九里投手にも「映像よりもフォームがまとまっている」と話している。大瀬良大地投手と九里亜蓮投手、ライバルがそろう事で競い合って伸びていく事だろう。

 

飛び立つ前に

 また東北楽天のドラフト2位・内田靖人選手は自主トレ中に呼ばれると、同じ場所で自主トレを行っている田中将大投手の球を受ける事になった。「ものすごく緊張しました」と話す内田投手、「軽く投げて力のあるボールが来たので、他の投手とは違うと思った」と感想を話している。

 メジャー入りに向けて着々と進んでいる田中将大投手、この日は5種類の変化球を投げるなど39球を内田靖人捕手に投げ込んだ。東北楽天への恩返しの意味もあるのだろう。一方、内田靖人選手も、24勝無敗のエースの球を実際に受け、「本当に良い経験になりました」と話した。日本を飛び立つ田中将大投手の球を受ける事は、もう無いかもしれない。この39球の印象を忘れずに他の投手をリードできる捕手になってほしい。

 

 広島ドラフト2位・九里(亜大)が廿日市市の大野練習場で初の投球練習。2度目の1位大瀬良(九州共立大)とともに捕手を立たせたまま50球を投げ合い、火花を散らした。

  驚いた。立ち投げでも、変化球のキレは想像以上だった。つかんだはずのボールは何度もミットからこぼれた。スライダーにスプリット。田中の代名詞でもある宝刀の切れ味は抜群だった。内田は「球に力があって、変化球もキレが違った」と目を見開いた。

 プロテクターなどは着けず、立ったままで39球。直球、ツーシーム、カーブなど、エースの投じた6球種を受けた。「軽く投げているのに力がある。他の投手とは違う感じがした。オーラがあります」と感激。“夢の初バッテリー”は、貴重な経験となったようだ。


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