埼玉西武、FA移籍の野上選手の人的補償に高木勇人投手獲得

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埼玉西武は、FAで巨人に移籍した野上亮磨投手の人的補償に、高木勇人投手を獲得したと発表した。

先発ローテーションに入れる選手

西武の鈴木球団本部長は「先発ローテーションに入れる選手の中で一番いいと判断した」と話し、高木投手の獲得を発表した。

西武は今年先発で11勝をした野上選手に加え、牧田投手もメジャー移籍を希望し抜ける可能性が高く、投手陣の整備が最優先だった。その中で巨人の獲得可能選手リストを確認し、辻監督との意見も一致して高木投手を選択、「10勝近くやってくれると思うし、野上の穴を埋められる」と期待を込めた。

高木勇人投手は三菱重工名古屋で7年間プレーしてから2014年ドラフト3位で巨人に入団し、1年目に9勝10敗の成績を残した。2年目は5勝9敗、3年目の今年は4月に右手指を故障し離脱、シーズン終盤にはリリーフとして投げたが1勝2敗1ホールドに終わっていた。

高木投手は「勝ちたいという気持ちを強く持ち、西武ライオンズの優勝に少しでも貢献できるように頑張ることで、お世話になった方々やファンの皆様に恩返しをしたいと思います」とコメントを出した。新天地での再ブレークを目指したい。

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決め手は、年間通して先発ローテを守れるタフさ。高木勇は今季、4月19日のヤクルト戦(鹿児島)でバントを試みた際に右手の指を負傷して長期離脱したが、過去3シーズンで肩や肘などの大きな故障はなし。同本部長は「故障がなく、投球スタイルが非常に落ち着いたものがある。10勝近くやってくれるんじゃないか。野上の穴が埋められると思う。リーグの違いもあるし、もう少し勝ち星が増えるんじゃないかと計算しています」と期待を寄せた。

11勝した野上が抜け、西武の来季先発候補で今季2桁勝利を挙げたのは16勝の菊池のみ。2番手以下は9勝のウルフ、8勝の十亀で、12球団屈指の強力打線に比べて弱点であることは明白だった。辻監督も投手の補強を望んでおり、巨人のプロテクト(28人)から外れていた高木勇の獲得で球団と意見が一致。高木勇は4月に右手を負傷し、16試合の登板にとどまったが、2軍では先発で6勝。「今年はアクシデントがあったけど、大きな故障がない」と鈴木球団本部長は説明した。

その状況で、3年目ながら1軍経験が豊富で、野上よりも若い28歳右腕が、巨人のプロテクトリストから漏れていた。球団は、投手獲得を希望していた辻監督と綿密に連絡を取り合って獲得を決定。鈴木球団本部長は「監督とも“どうですか?”と言ったら一致した選手」と説明した。

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