日大山形・奥村展征選手が12球粘っての意地のホームラン、プロへつながる高校最後のアーチ

前橋育英, 奥村展征, 日大山形, 喜多川省吾

 国体の高校野球(硬式)では、甲子園優勝の前橋育英とベスト4の日大山形が対戦した。

 前橋育英は高橋光成投手は登板しなかったものの、喜多川省吾投手が最速140km/hながら粘りの投球を見せ、日大山形打線を4失点に抑えて公式戦初完投勝利を挙げた。高橋光成投手と共に先発を担える投手が出てきた事は、お互いに負担を軽くできるし、お互いにライバルとして成長もできる。

 一方、日大山形は8回、4番の奥村展征選手が7球ファウルで粘った後の8球目を鋭く振りぬくと打球は右中間スタンドに飛び込み、高校最後となる打席で見事なバッティングを見せた。奥村選手は「どう評価してくれるか楽しみ。指名してくれたら感激です」と話した。あとはドラフト会議を待つだけとなった。

 格好の良い遊撃手の守備は印象的で、甲子園でも三遊間ゴロを深いところから踏ん張って送球しアウトにすると、二遊間のゴロをセカンドベース後方で捕球しアウトにして見せた。18Uではセカンドを守り、併殺のトスで若干合わない場面があったものの、フィールディングでは全く問題をみせなかった。甲子園でも国体でもホームランを見せ、長打もあるこの遊撃手をプロは放っておかないだろう。

日大山形・奥村が高校最終打席で有終弾  - デイリースポーツ:2013/10/1

 プロ注目のスラッガー、日大山形・奥村展征内野手(3年)が、高校最後の打席で豪快なアーチを放った。3点を追う八回1死、7球連続ファウルで粘ると、12球目の直球を完璧に捉える右中間へのソロ。一塁ベースの手前から、普段はしないガッツポーズを何度も繰り返した。

  最後の夏は、甲子園で山形県勢初の夏4強。高校日本代表に選出され、18Uワールドカップでは、主軸として準優勝に貢献した。すでにプロ志望届を提出。巧みなバットコントロールが光る左の好打者は「プロの一流になるのが最終目標。打撃と守備、総合力で勝負できる選手になりたい」と、将来に思いをはせた。

 国民体育大会準々決勝(1日、日大山形4-6前橋育、八王子市民)夏の甲子園準決勝と同じカードだったが、持ち味の堅守を軸に再び、日大山形を下した。荒井監督は「そんなにさびていない感じがした」と、好守連発の野手陣に目尻を下げた。エースの高橋光に代わって先発した喜多川は、制球が乱れた一回に2失点と崩れかけたが、バックがもり立てた。2-2の三回二死一、二塁では左翼手の田村が頭上を越えそうな打球を背走で好捕。終わってみれば完投の喜多川は「安心して投げられる」と感謝した。


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