瀬戸内・門叶直己選手はノーアーチで姿消す

高校野球ドラフトニュース 2018年ドラフトニュース

センバツ大会が開幕した。今大会注目のスラッガーのうち、瀬戸内の門叶直己選手は4打数1安打、ホームランは無く初戦で姿を消した。

上がいる

この日は初回からチャンスに打席が回ったが、この時は明秀日立の細川拓哉投手は四球を与え勝負をしなかった。続く第2打席はセンター前にヒットを打ち、チャンスを広げた。しかし、7回は三振に倒れると、9回には2アウト三塁の場面で打席が回る。しかし相手バッテリーが敬遠気味に投げた外角高めのストレートに手を出してセカンドフライに倒れ、最後のバッターとなった。

門叶選手は昨年秋の中国大会で、1試合4本塁打を記録して注目された。それでもチヤホヤされたのは4本塁打を打った次の日だけで、それ以降は普通に過ごしていたという。この日の最終打席について、「次のバッターにつなぐ意識が飛んで、長打を打ちたいという欲が出てしまった。チームに迷惑をかけて申し訳ない」と話した。

高校通算22本塁打、当たると飛距離がぐんぐん伸びる非凡な選手なのは間違いないが、動きのキレなどにはまだ課題がある選手でもある。そんな門叶選手は対戦した明秀日立の増田陸選手、芳賀大成選手を見て、「甲子園に立てたおかげで自分のレベルがわかった。絶対に夏に帰ってこようと思いました」と話した。

今大会は、各打者の打球を見ても、昨年夏のようにホームランが出やすい状況ではなさそうで、スラッガータイプの選手がホームランでアピールをするのは難しかもしれない。

新保選手、名原選手は好守備

瀬戸内では、選手宣誓をした主将の新保利於選手が、ショートで好守備を見せた。また打撃でも左中間への2ベースヒットなど力を見せ、セカンドゴロでもギリギリでアウトになるような足も見せ、ドラフト候補として見ていきたい選手だろう。また、センターの名原典彦選手も広い守備範囲を見せた。

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昨秋の中国大会米子松蔭戦で1試合4本塁打を放った右のスラッガー。アルプスで見守った父・好司さん(45)は「4本を打った次の日だけ学校でちやほやされて、あとは普通だったみたいですよ」と当時を振り返る。それでも試合になれば主砲として警戒される。戸惑いもある中、チームのスローガンでもある「初心」を忘れず努力を重ねてきた。初回2死二塁では敬遠気味に歩かされ、3回には直球を痛烈にはじき返す中前打を放つなど大器の片鱗は見せた。

高校通算22本塁打。注目のスラッガーとして門叶は今大会を迎えた。それでも全国には想像を超える打者がいた。3安打した明秀学園日立の1番・増田のスイングスピードの驚き、2安打の4番・芳賀の打球は強烈だった。自身の現在地を知ることができた初めての甲子園とも言える。

 「プレッシャーがかかった中で九回まで戦えたのは良い経験になった。みんなから信頼される4番、どんなチャンスでも勝負強い打撃ができる打者になって今年の夏、絶対に戻ってきたい」

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