霞ケ浦高校の150キロ右腕・木村優人投手が土浦湖北戦で先発し、最速150キロのストレートとカットボールで7回6安打2失点でコールド勝利に貢献した。この試合には日米8球団のスカウトが視察している。
50点
先発した木村優人投手は、初回から140キロ後半のストレートを連発し、カットボールも制球よく淡々と投げた。封印していたフォークボールも5回に1球を投げ、「投げたのは1球だけ。良い感じの高さに決まってくれました」と話した。
5回に死球を受けて治療をしながらも7回を投げて6安打2失点に抑え、7回コールド9-1で勝利した。「今日の投球は50点です」と自己採点は厳しかったものの、「球速的にはよかったところもあるので。コーナーにいいボールがいった。でも、ばらつきがあったのが反省です」と話す。それでも、「先に点数をあげたら苦しい展開になる。絶対に先制点はあげない」と目標はクリアした。
この日は国内7球団とカージナルスの8球団9人のスカウトが視察し、
巨人・実松スカウト:「高校生でこれだけ完成度の高いピッチャーはあまりいない。スキルが高くて、伸びしろを感じさせる」
千葉ロッテ・松田スカウト:「真っすぐの質も良いし、変化球が低めに集まっている」
と評価した。
この日は打撃でも7回に、ライトスタンドに今大会2本目、高校通算16本目のホームランを放ち、打撃でも素晴らしい素質を見せた。次は明秀日立と対戦するが、「準決勝で負けたら、初戦で負けるのと同じ。良い結果つなげる」と気持ちは既に次戦へと向かった。
次戦には大勢のスカウトが集まる事になりそうだが、高校生右腕でNO.1と評価する球団もあると思う。



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