高校1年時に、佐々木麟太郎選手、真鍋慧選手と共に高校BIG3と注目された九州国際大付の佐倉侠史朗選手は、プロ入りに向けて育成指名でもOKの覚悟を決めている。
BIG3
高校1年秋の明治神宮大会では、非常に恵まれた体があり、打席ではやや窮屈そうに屈みながらも、甘い球が来たらスタンドに運んでやろうという気迫を感じさせた。
その後は色々な評価に悩まされた時もあったが、主将としてチームを率いた3年夏には、福岡大会と甲子園を通じて打率.407を記録して甲子園に導き、無駄のないフォームになりながらも速いスイングスピードでスパっと切るような打撃を見せていた。
しかし3度の甲子園出場で期待されたホームランは0本、「この悔しさを忘れずに、もう一度、一から努力しないといけないと思っています」と話す。プロ志望を決めたのは甲子園で土浦日大に敗れた後で、「大学進学も考えたが、野球をやっている以上、プロに行けるチャンスがあるなら挑戦してみようと思いました」と話し、育成ドラフトでの指名でもプロ入りする覚悟を決めた。
夏の大会が終わってからは木製バットで打撃練習を行い、守備も三塁で練習をしている。10球団が興味を示しているというが、184cm103kgの左のスラッガーがプロで開花していく姿を見たい。
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2023年10月20日
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