福岡ソフトバンクの甲斐野央選手が3500万円アップの5000万円で契約更改、ドラフト1位ルーキーたちの契約更改をまとめる。
ドラフト1位ルーキーの契約更改
球団 | 選手 | 20年 | 19年 | 成績 |
ソフトバンク | 甲斐野央 | 4500(△3000) | 1500 | 65試合8S,26H |
阪神 | 近本光司 | 4500(△3000) | 1500 | 159安打,35打点,9本塁打,36盗塁 |
横浜DeNA | 上茶谷大河 | 4300(△2800) | 1500 | 7勝6敗 |
巨人 | 高橋優貴 | 2400(△900) | 1500 | 5勝7敗 |
東北楽天 | 辰己涼介 | 2200(△700) | 1500 | 72安打,25打点,4本塁打 |
埼玉西武 | 松本航 | 2100(△600) | 1500 | 7勝4敗 |
千葉ロッテ | 藤原恭大 | 1500(-) | 1500 | 2安打,2打点 |
ヤクルト | 清水昇 | 1400(-) | 1400 | 0勝3敗 |
中日 | 根尾昂 | 1300(▼200) | 1500 | 2打数0安打 |
日本ハム | 吉田輝星 | 1020(△20) | 1000 | 1勝3敗 |
広島 | 小園海斗 | 1000(△200) | 800 | 40安打,16打点,4本塁打 |
オリックス | 太田椋 | 800(-) | 800 | 13打数0安打 |
2年目の年俸1位は文句なし、甲斐野投手だった。新人王こそ高橋礼投手に譲ったものの、開幕戦から登板し、年間を通して65試合に登板、26ホールドを挙げるなど活躍し、日本一にも貢献した。また、侍ジャパン代表入りし、リリーフとして素晴らしい投球を見せた。ドラフト時は外れ1位指名だった。
2位も文句なしの阪神・近本選手。ルーキーでセリーグの盗塁王に輝き、セリーグ記録となる新人ながら159安打を記録、阪神をCS出場に導いた。3位はDeNA・上茶谷投手が入った。勝利数は西武・松本投手と同じ7勝だが、開幕ローテーションから最後まで1年間を通して投げた事が評価された。上茶谷投手からはやや離されたが巨人の高橋投手も同じく1年間を通して投げた事が評価された。辰己選手は72安打を放ち外野の一角を奪う勢いを見せており、まずは微増となり、来年に大幅アップを目指す。松本投手は7勝を挙げたものの、シーズン序盤は故障があったことなどから昇給は600万円にとどまった。
高校BIG3の3人の内、元々年俸の高かった藤原選手は現状維持、根尾選手は減俸となった。小園選手は高校卒ルーキーで唯一昇給となったが、元々の年俸が低かったため11番目となっている。
まずは即戦力が結果を残す事になったのは、まあ当然の結果と言える。しかし2年目、3年目と進んでいくにつれ、下位にいる高校生たちが力をつけ、急上昇を見せていく事になるだろう。今年は12球団のドラフト1位ルーキー全員が1軍を経験した。以上に有望な12人のこれからの活躍を(年俸も)見守りたい。
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