阪神、ドラフト1位・大山選手に初ヒット、2位の小野投手も好投

阪神ルーキーニュース

阪神はドラフト1位ルーキーの大山悠輔選手が紅白戦で2本のヒットを記録し、実戦17打席目でヒットを放った。ドラフト2位の小野泰己投手も最速151キロを記録し1回を3人で抑えた。

大山選手に笑顔

大山選手はこの日の第2打席で、藤川投手の144キロの速球をはじき返し、プロの次戦の初ヒットを記録した。ベース上では笑みがこぼれ、安心感を漂わせた。

19日に日本ハムとの練習試合でもノーヒットで5試合15打数ノーヒットとなったときには、宿舎で先輩に「僕、ダメです」と弱音を見せていたという。しかし白鴎大の黒宮監督より「焦るなよ。いずれ1本出るから。気にしないで、気楽にいこう」とメールをもらうと気持ちが切り替えられた。

この日は続く4回の打席で、ドリス投手の152キロの速球を、ショートのミットをライナーではじくセンター前ヒットを放った。1本出れば続いて出てくる。金本監督は「評価できる。評判通りストレートに強い。いいポイントで打っている。キッカケにしてほしい」と話した。

小野投手はエースの予感

またこの日はブルペンで期待が高まっていたドラフト2位の小野泰己投手が実戦初登板し、1回をピシャリと抑えた。

この日は6回から登板し、大山選手との対決ではライトフライに打ち取ったストレートが、球場では150キロ、テレビ中継では最速の151キロを表示、その他の打者にもストレートは150キロ台を何度も記録し、わずか12球で3人を抑えた。スライダーとフォークが制球が定まらずに「変化球がゾーンに投げられなかった。修正していきたい」と話したが周囲の評価は非常に高い。

金本監督は「やっぱりいいものを見せてくれた。何かでキッカケをつかんだら、相当勝つと思うけどね。将来的に大エースになるんじゃないかなという可能性は秘めてる」と話すと、香田投手コーチは「フォームとボールのギャップがある。力感のないフォームでピュッとくる」と、特徴を説明した。

このまま対外試合でも結果を残してゆけば、開幕ローテーションに入ってきそうだ。大いに期待したい。

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 「正直、ホッとした。気持ちが楽になった部分はある。積極的に打ちにいくのが自分の持ち味。どんどん振っていこうという気持ちだった。1本出てよかった」

先頭の梅野には初球から2球続け、外角高めで二ゴロに仕留める。球場のスピードガンでは150キロだったが、テレビ中継の表示ではこの日最速タイの151キロを計測した。「同級生で抑えたいという気持ちがあった」という大山との“ルーキー対決”でも、右飛に打ち取った6球目がテレビ表示で151キロ。坂本は変化球を3球続けた2ボール1ストライクから、外角の150キロで二ゴロに封じた。

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