神奈川社会人野球、チーム統合・三菱日立パワーシステムズ横浜と、業績不振・東芝はどうなる?

三菱日立パワーシステムズ横浜, 三菱重工長崎

昨年に三菱日立パワーシステムズ横浜に三菱重工長崎が統合される事が発表された。三菱重工長崎の選手は、10人が九州の他チームへ移籍したり引退したが、15人が横浜に移る事となった。新チームは45人と大所帯となり、激戦・神奈川で都市対抗出場を目指す。

三菱重工長崎・後藤監督が指揮

統合して消滅した三菱重工長崎は、1918年に創部され、都市対抗には17度出場して2度の準優勝、日本選手権には11度出場し2001年に優勝をしている名門だった。しかし三菱重工の造船事業の不振もあってか、昨年の日本選手権に初戦敗退後に後藤監督は統合を告げられ、そしてその後、新チームの監督就任を打診されたという。

三菱日立パワーシステムズ横浜も三菱重工横浜時代から都市対抗に8度、日本選手権に5度出場しているチームで、昨年も都市対抗に出場している。統合したチームをまとめていくのは非常に難しいと思うが後藤監督は「神奈川を制する者は全国を制する」と話し、JX-ENEOSや東芝と2つの枠を争う。

パワーアップ

昨年も都市対抗に出場している三菱日立パワーシステムズ横浜だが、長崎からは甲斐翼投手や154キロ右腕の奥村政稔投手、平野智基捕手に八戸勝登選手、元巨人の加治前竜一選手などが合流する。

さらに新人も、樟南の浜屋将太投手、愛媛大の148キロ右腕・田中宏章投手、城西国際大の146キロ右腕・荒川一輝投手、横浜国大の佐々木玄捕手、二橋大地選手、龍幸之介選手、中央学院大の長井涼捕手、成田昌駿内野手、北陸大・矢野幸那選手などが加わり、総勢45人のチームとなる。

うまく力を発揮できるチームになれば戦力的には十分だろう。

どうなる神奈川

しかし社会人野球にとっては不安もある。東芝が巨額損失や不正などにより債務超過に陥った。おそらく野球部にも影響は出てくるとみられる。

神奈川は三菱ふそう川崎が、トラック事故に関する不正が発覚してチームが休止となり、その前には日産自動車が会社の業績によってチームが閉じられた。かつては強豪ひしめく地区だったが、今では強豪と言われるチームはJX-ENEOS、東芝、三菱日立パワーシステムズ横浜の3チームとなった。これで東芝に何かがあれば、現在、西関東地区として2チームが都市対抗本選に出場できるが、枠の減少、または南関東などとの地区の統合になることも考えられる。

大学まで野球を続け、可能性のある選手がプロを目指す場だった社会人野球は、球児にとっては大手企業への就職の道としても、意外と大きな役割を果たしていたと思う。社会人野球の衰退は、日本の野球にとって大きな問題だと思う。

三菱日立パワーシステムズ横浜のドラフト候補選手の動画とみんなの評価

三菱重工長崎のドラフト候補選手の動画とみんなの評価

横浜の技術、長崎の体力、MHPS硬式野球部 西日本スポーツ紙面 2017/2/16

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