JFE東日本の4年目・広沢優投手が152キロ、6球団9人スカウト視察しDeNA「成長を感じる」

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日大三時代にドラフト上位候補として注目され、JFE東日本に進んで4年目となる広沢優投手が、オープン戦で152キロを記録した。この試合には中日、巨人、北海道日本ハム、横浜DeNAなど6球団9人のスカウトが視察をしている。

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DeNAスカウト高評価

広沢優投手はこの日の明治大とのオープン戦で6回に4番手として登板すると、最速152キロを記録、2安打を許したものの無失点に抑えた。「オフに取り組んできたことの多くを出せたと思います」と手応えを感じた。

広沢投手は189cmの長身右腕投手で、日大三時代も140キロ後半の速球を投げ、甲子園で圧倒的な投球を見せて注目されていた。JFE東日本に進むと3年間は結果を出せず、「プロに行くために社会人を選びました。昨年は解禁の年に指名がかからなかったので、ウエートトレも取り入れて、1日6食したり体重も増やしました。勝負の年だと思ってますから」と、このオフは体重を87kgから103kgに増やした。

「真っすぐで押せるようにするのが課題でした。今日は重みのある真っすぐで打ち取れたのが良かったです」という広沢投手、「今年は都市対抗でアピールしてプロに行きたいです」と目の色を変えている。

この日は巨人、中日、北海道日本ハム、横浜DeNAなど6球団9人のスカウトが視察をしたが、横浜DeNAの吉見スカウトは「まとまりが出てきた。うまさと落ち着きがある。成長を感じますね」と評価した。

今年の大学4年生は佐々木・奥川世代として注目選手が多いが、社会人に進んで4年目の広沢投手も、その候補の一人になってきた。まずは大会で結果を残したい。スケールと球威、そして高校時代のあのインパクトがあれば、ドラフトでの評価は自然と高くなると思う。

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