ヤクルトのドラフト１位ルーキー・吉村貢司郎投手が初実戦登板で素晴らしい投球みせる

昨年のドラフト会議で社会人NO.1右腕と評価され、即戦力として東京ヤクルトにドラフト1位で指名された吉村貢司郎投手が、阪神とのオープン戦で登板し、2回をノーヒット無失点の好投を見せた。

146キロ速球

吉村貢司郎投手は、この日は3回から2番手で登板し、最速は146キロ、まだ出力は抑え気味だったが、近本選手をカットボールで空振り三振に斬ってとる。その後、振り逃げで出塁を許したものの、けん制球やクイックモーションなどでランナーに盗塁をさせなかった。

4回も四球を許したものの、佐藤輝選手をストレート勝負でセカンドフライに、糸原選手にはピッチャーゴロの併殺に打ち取った。

持ち前の振り子投球から「真っすぐの力強さを出せた」と話すが、変化球、制球力、そしてフィールディングやクイック、けん制など、全ての面で実力を見せつけ、高津監督も「1年生と思えない。やられて勉強することもあると思ったが、自分の投球ができた」と絶賛した。

開幕ローテーションはもちろん、1年間を通してローテーションを投げ、10勝が期待できる投手だろう。「やるからには新人王を目指したい」と力強く語った。