都市対抗2日目の振り返り

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 都市対抗2日目は、富士重工、JR東日本東北、JX-ENEOSが勝ち上がった。プロ注目選手などを振り返る。

第1試合・富士重工vs日本通運

 富士重工はプロ注目の小野和博投手が先発、大学時代に明治神宮大会で優勝し、昨年もエースとして都市対抗準優勝に貢献している。沈むボールとのコンビネーションを見せたが、3回に1失点、5回に1失点と今年は調子が良くなく降板した。

 リリーフで登板した専修大の大エースだった1年目の角田皆斗投手が142km/h前後の気迫のこもったストレートで4回2/3を2安打3失点に抑えて勝利投手となった。

 一方、日本通運は昨年は社会人を代表する活躍を見せたエースの井口拓皓投手が1アウトしか取れずに4失点して降板、ドラフトからは遠くなった。3番手で今年解禁となる左腕の渡辺圭投手が登板し、スライダーを中心に4回を4安打無失点と好投した。

 渡辺投手は阪神などが注目する左腕で、大学時代は140km/h中盤のキレの良い速球を見せたが、この日はスライダーなど変化球を軸にしていた。投げっぷりの良いリリーフタイプというよりは、技巧派左腕の先発タイプとしてプロがどのように判断するか。

 

第2試合・JR東海vsJR東日本東北

 JR東日本東北は、4年目の西村祐太投手が好投、130km/h台の速球と変化球が中心でプロ入りという事は無さそうだが、桐蔭横浜大時代は東明大貴投手に次ぐ2番手投手として活躍していた。富士重工の小野投手や、NTT東日本で今大会は東京ガスの補強選手として昨日登板した横山弘樹投手は大学の後輩。

 

第3試合・JX-ENEOSvs日本製紙石巻

 JX-ENEOSはベテランの大城基志投手が先発し、さすがのピッチングで7回2安打7奪三振。既にプロ入りは難しいが社会人屈指の技巧派左腕投手。リリーフした5年目の北原郷大投手もベテランらしいピッチングで2回1安打無失点、かつてのように140km/h後半の速球でという事は無くなったが、スリークォーターから動く速球で抑える。

 日本製紙石巻は、2番手で登板した宝利亮投手がすごかった。186cmから投げる力強い速球は146km/hを記録、外角低めにもきっちり投げられた。変化球が高めに浮いたものの、小さく動くスライダーのキレも良い。1年目の投手で来年はドラフト候補に入って来ることは間違いなさそうだ。

 今年ドラフト解禁となる東谷優投手(七十七銀行から補強)は1イニングをノーヒット無失点、中部学院大時代から伸びる速球を投げていたが、この日もしっかりとした下半身から148km/hを記録、力強いピッチングだった。ただし大学時代の方が変化球にも安定感あった感じもするが、プロでも戦える力はある。

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