京大・冨田真吾投手が同志社大を5安打完封、京都大が勝ち点で田中英祐投手プロ入りへ

大学野球ドラフトニュース 2014年ドラフトニュース

 関西学生野球リーグの京都大vs同志社大の3回戦は歴史的な試合となった。京都大はエースの田中英祐投手を1回戦、2回戦に先発させ1回戦で勝利、この日は勝ち点を狙って総力戦で臨んだが、先発した冨田真吾投手が同志社大を5安打完封し23季ぶりの勝ち点を奪った。

リーグ戦初勝利が初完封

 冨田真吾投手は茨木高校出身の173cmの右腕で、高校3年生の夏にはエースとして大阪大会でベスト16まで勝ち上がった実績を持つ。最速は138km/hの速球と多彩な変化球で粘り強く投げる投手。

 京都大に入学するとリーグ戦で3年生まで未勝利、ここまで0勝12敗の成績だが、同期には147km/hを投げる田中英祐投手がおり、「アイツがいい投球をすれば悔しい。代わりに1試合目で投げてやろうと努力してきた」と成長していた。

 この日は9四死球と制球は乱れたもののヒットは5本に抑え、177球を費やして5安打6奪三振9四死球で完封、同志社大の拙攻に助けられたとはいえ粘りの投球で完封し、リーグ戦初勝利を完封で飾った。

 

田中英祐投手は晴れてプロへ

 エースの田中英祐投手は昨日まで2連投しこの日もリリーフの準備をしていたが、冨田投手の完封で登板は無かった。チームメイトは「田中抜きで勝つ」と誓ってこの日の勝利となり、「一緒に4年間やってきた仲間が勝って、自分のことのようにうれしい」と話している。

 田中投手は元々プロ志望の意思があったようだが、京都大工学部という事もありその道でも将来は有望であり、今季の投球内容や成績で進路を決めるとしていた。チームとして勝ち点を奪う事に執念を燃やしておりそれを実現させた。そして個人としてもここまで3勝3敗、防御率1.79でリーグ6位と3年まで4勝21敗だった成績を大きく伸ばし、プロ入りへの目標はすべてクリアしたと考えられる。

 田中投手は「一番上も見えてくる、そこを目指してやっていきたい」と話し、今度はリーグ優勝を目標とした。残り2カード、立命館大、関西大で勝ち点を奪えば現在首位の関西学院大の勝ち点3に並び、4連勝すれば勝率で上回る。田中英祐投手と冨田真吾投手の完封コンビで4連勝を狙う。

 

同志社大エースは不調

 敗れた同志社大は最速149km/hを投げる3年生エースの柏原史陽投手が復調しなかった。京都大がエースの田中投手を2回戦に投入したが勝利した事で、この日は満を持してエースの柏原投手を送った。

 しかし柏原投手は3回2/3を投げて7安打を許して2失点で降板、1回戦も3回1/3で2失点降板をしており調子を崩している。

 来年のドラフト上位候補にも挙がる柏原投手にとって試練のシーズンとなった。

 

 閉じたままだった歴史の扉を、京大がついにこじ開けた。最後の打者を遊飛に打ち取ると、冨田はバックスクリーンに向かってガッツポーズ。02年秋以降、勝ち点が懸かった試合での連敗を22で止めた。177球の力投でリーグ初勝利を挙げた右腕に、次々とナインが駆け寄った。

 緩急自在の投球で、同大打線を封じた。「チームは勝っていたのに、僕は貢献できず悔しかった」。直球の自身最速は138キロだが、スライダーやカットボールなど変化球を駆使して打者を幻惑した。9四死球を出しながら、決め手を与えず5安打完封。チームに00年に並ぶ1シーズン最多の4勝目をもたらした。

 甲子園経験者がスタメンに5人並ぶ同大を手玉に取った。前半はスライダー主体、後半はカットボールを駆使して目先を変えた。リーグ戦未勝利だった4年生が5安打で完封。「実は田中が勝つたびに悔しかった。それを晴らす。そんな気持ちでやってきたから」と胸を張った。

 今季早くも3勝を稼ぐ大黒柱の田中英祐(4年)は最速147キロ右腕。今秋ドラフト候補にも名前が挙がっており、京大初のプロ野球選手誕生の期待も膨らむ逸材だ。2年生だった12年春にチームの連敗を60で止める完封勝利。同年秋からチーム8勝のうち6勝を稼いだ。

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