第108回全国高校野球選手権大会で8強入りした仙台育英(宮城)の4番で、プロ注目の左のスラッガー・田山纏外野手(3年)が、進路を「プロ一本」と明言した。18日の準々決勝は智弁和歌山に3-11で敗れ、準優勝した2023年以来3年ぶりの4強入りはならなかったが、開幕試合で大会第1号の本塁打を放った18歳の大砲は「絶対にプロ野球選手として甲子園に戻ってきたい」と誓い、聖地の土を持ち帰らなかった。
8強で散った大砲、悔しさを胸にプロ志望届提出へ
智弁和歌山との準々決勝、田山纏選手は「4番・右翼」で先発すると、第1打席は一ゴロ、第2打席は二ゴロに倒れ、3、4打席目は四球を選んだ。相手から警戒される中で2四球を選んでチャンスをつくったが、2打数無安打。打線は智弁和歌山投手陣に3得点に封じられ、仙台育英は3-11で敗れた。須江航監督は「完全にノックアウト負けです」と脱帽した。
右投左打の強打者は、この夏の宮城大会で打率6割1分5厘と打ちまくり、11打点もチームトップをマークした。甲子園でも札幌日大(南北海道)との開幕試合で右翼スタンド中段へ大会第1号となる本塁打を放ち、ナイターの甲子園を沸かせた。全試合で4番に座り、チームの8強入りに大きく貢献したものの、「自分たちは日本一を目指していたので、悔しいです」と大会を振り返った。
持ち帰らなかった甲子園の土、「プロとして戻ってくる」誓い
田山選手は敗戦後に、「進路はプロ一本を目指しているので、プロ野球選手として甲子園に戻ってきたい」(中日スポーツ)とプロ志望を明言し、「ドラフトまで自分のできることをやっていきたい」(日刊スポーツ)と語った。
試合後に甲子園の土を持ち帰らなかった。「やっぱり自分自身、進路はプロ一本を目指していた。絶対にこの甲子園にプロ野球選手として戻ってきたいというのもあったので取りませんでした」(スポーツ報知)と話し、「絶対にプロ野球選手として戻ってきたい。もう1回ホームランを打ちたい」(スポーツニッポン)との強い思いを述べた。
次に甲子園の土を踏むときに、この日の事が思い出させる事だろう。プロ野球選手として甲子園で再びアーチを描く日を待ちたい。
【田山 纏】 プロフィール
- 氏名:田山纏(たやま・まとい)
- 所属:仙台育英高校(3年)
- 出身:茨城・鉾田市(当間スポーツ少年団→江戸崎ボーイズ)
- ポジション:外野手
- 投打:右投左打
- 身長・体重:177cm、85kg
- 主な特徴や実績:右投左打の強打者で、小6でDeNAジュニアに選出。江戸崎ボーイズでは投手と右翼手として全国大会4強、東日本大会優勝を経験した。投げても最速146キロを誇り、4つの変化球を操る。今夏の宮城大会では打率6割1分5厘、チームトップの11打点をマークし、甲子園では札幌日大との開幕試合で大会第1号本塁打を放った。全試合で4番に座りチームの8強入りに貢献したプロ注目の大砲で、プロ志望届を提出し、プロの世界での飛躍が期待される。










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