道都大、万全投手リレーでベスト8進出!

注目の試合 2012年ドラフトニュース

 全日本大学野球選手権2日目、道都大VS大体大の対戦では道都大がタイブレークを制し、ベスト8進出を決めた。

 この日の先発は4年生の若杉健投手、1年生で活躍後、右ひざの十字靭帯を損傷し1年間を棒に振ったものの、3年生で復活を遂げた投手で、今春は3勝1敗の成績を残している。
 フォームはヒジを使えており、力を入れずに投げているものの130km後半~140km前半のストレートは伸びる。カーブやチェンジアップもあるが、決め球はこのストレートで追い込んだあとに強気に投げてくる。6回までヒット3本で無失点、1回2回はヒットや四死球でランナーを背負った投球となったものの、5回から6回にかけて4者連続三振と完璧に押さえ全く危なげない投球を見せたが、ここであっさりと交代をさせる。
 代わって登板したのは、1回戦で完投した佐藤峻一投手。こちらも、カーブ、大きなスライダーのキレが素晴らしく、ストレートも東京ドームで146kmをマーク、3つの球とも制球されており、どの球も勝負球として使える感じで、かなり余裕のある投球だった。

 一方、大体大の松葉貴大投手もエースのピッチング。145kmをマークしたストレートにカーブ、そしてこちらの決め球はスライダーで、追い込んだらスライダーで空振りを奪いにきた。

 9回まで共に0-0、タイブレークとなった延長10回は、道都大がタイムリーヒットとスクイズで2点を奪えば、大体大は三振で2アウトとなってから4番松本の2点タイムリーが飛び出し譲らない。
 結局延長11回に道都大がヒットで1点を勝ち越すと、そのうらを佐藤投手が守って勝利した。

 共に全国レベルの投手を揃えていたチームだった。タイブレークが無かったら延長何回まで行っていたのだろうと思わせるほど、高いレベルの投手陣を持つ。東洋大戦で道都大がどんな試合を見せるのか、楽しみだ。

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    yuki

     1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
     雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
     2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
     また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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