マーリンズ・田澤純一投手が40人枠外れる、日本プロ入りに田澤ルールの影響は?

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新日本石油ENEOSから直接メジャーリーグへボストンレッドソックスに入団し、リリーフとして好成績を残した田澤純一投手、昨年からはマーリンズへ移籍をしたが今年は故障などもあり結果を出せず、40人枠から外れるDFAとなった。日本球界への道はあるか。

DFA

DFAは戦力外と訳されるものの、日本のように必ずしも解雇という事はなく、メジャーリーグプレーする権利を得られる40人の枠から外れる事で、マイナーリーグでプレーできるようになったり、トレード、ウェーバー公示などもできるようになる。

田澤投手は16日のドジャース戦で、5-1とリードした場面で2番手として登板したが、1/3回で3失点し降板し、DFAとなった事がわかった。

田澤ルール

もちろん、今後もアメリカのマイナーだったり、または他のメジャーでプレーする可能性の方が高いが、MLBで10年間リリーフとして投げてきた実績は日本のプロ野球でも魅力的か。しかし、日本球界への復帰は壁がある。

田澤投手は2008年、新日本石油ENEOSでプレーしており、150キロの速球を投げる投手として日本のプロ野球もドラフト上位候補として注目していた。しかし、メジャー挑戦を表明し、12球団にドラフトで指名しないように通知した。12球団はドラフトでは指名せず、直接メジャー入りすることが決まったものの、ドラフト上位候補となるような国内の有望選手が直接メジャー入りしたケースでは初めてで、プロ野球側は高い危機感を見せた。

そこで、プロ野球は「アマチュア選手が、NPBのドラフトを拒否し、海外球団と選手契約した場合において、当該球団退団後2年間、高卒選手の場合は3年間の、NPB所属球団との契約を禁止する」という通称・田澤ルールを制定した。

もし田澤投手が日本のプロ野球でプレーするには、まずはドラフト会議での指名が必要となる。そしてこの田澤ルールが影響してくるが、田澤投手が契約したのはボストンレッドソックスで、2016年にオフに退団していることから、2018年のドラフト会議で指名した後、2018年に12月頃には契約が結べるという事になる。

故障などもあるが、メジャーでは159キロも記録し、実績十分の田澤投手、今年のドラフトで指名を画策する球団は出てくるか、巨人で上原投手と共にリリーフで投げたら面白いとは思うが。ただし年俸が5億円とも言われており、日本球界ではドラフトで指名された選手では、年俸1500万円という上限(規定ではなく申し合わせ)もあり、可能性はほとんどないだろう。

また田澤ルールについては、確かに大谷翔平選手のような選手が直接メジャーに行く事になると、プロ野球にとっては非常に怖い所ではあるが、あまり意味がない制度にも見える。改正、または無くしても良いのではないかと思う。

2018年度-メジャーリーグのドラフト候補リスト

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