広島カープはドラフト1位で指名した広陵高校の中村奨成選手と、契約君1億円、出来高払い5000万円、年俸800万円で仮契約を交わした。背番号22に中村選手は喜びを示した。
目標は小林誠司
中村選手は、背番号22を提示されたことについて、「素晴らしい番号を頂いた。自分が憧れている誠司さんと同じ番号。この番号に恥じないような捕手になりたい」と話した。
中村選手は広陵高校入団時より背番号2をつけ、「2のついた背番号ならいいなと思っていた」と話した。そしてその中で、「22だったらいいなという思いは、多少ありました」と話した。広陵高校出身の先輩で巨人の正捕手をつとめる小林誠司選手に憧れており、会いたい広陵高の先輩は?という質問に「誠司さんですね」と応えていた。
夏の甲子園で6本塁打を放った中村選手だが、当初より評価されていたのは捕手としての強肩、フットワークで、まずはその二つでアピールし、そして高校通算45本塁打の長打力で、今年ファームで大活躍を見せた坂倉将吾捕手とポジションを争っていく。
担当の白武スカウトは「向こう10年、捕手を任せられる選手を取れた」と話した。中村、坂倉の2枚看板が常勝カープを築いていく。
2017年度-高校生捕手のドラフト候補リスト
2017年度-高校生-広島県のドラフト候補リスト
小さい頃からのカープファンでも“小林誠司愛”をあふれさせた中村は、母校への愛も口にした。契約金の使い道については「ふるさと納税っていう制度があると聞いて、そういったことで広陵高、中井先生に恩返しできると思っています」と、還元を予定。広島県では「ふるさと納税」を利用し、学校指定で寄付できる制度があり、「ずっと続けていけたら」と感謝の気持ちを表現した。
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