中日が新入団選手発表、12選手の横顔

野村亮介, 井領雅貴, 石川駿, 金子丈, 浜田智博, 石垣幸大, 遠藤一星, 藤吉優, 加藤匠馬, 近藤弘基, 友永翔太, 山本雅士

中日はドラフト会議で指名された新入団選手12人の入団発表を行った。12選手の横顔と活躍期待度をまとめた。

中日2014年新入団選手一覧

順位 選手名 位置 出身 身長体重 投打 契約金 年俸 背番号
1 野村亮介 三菱日立パワーシステムズ横浜 187cm85kg 右右 1億 1500 20
2 浜田智博 九州産業大 183cm75kg 左左 7000 1000 47
3 友永翔太 日本通運 170cm74kg 右左 5500 1000 1
4 石川駿 JX-ENEOS 178cm82kg 右右 5000 1000 9
5 加藤匠馬 青山学院大 175cm74kg 右右 3500 800 39
6 井領雅貴 JX-ENEOS 174cm82kg 右左 4000 1000 26
7 遠藤一星 東京ガス 182cm78kg 右左 5000 1000 23
8 山本雅士 徳島インディゴソックス 173cm78kg 右左 1500 600 51
9 金子丈 大阪商業大 189cm90kg 右右 1500 600 50
育2 石垣幸大 いなべ総合学園 180cm76kg 右右 200 300 211
育3 藤吉優 秀岳館 180cm74kg 右左 200 300 207
育4 近藤弘基 名城大 179cm78kg 右右 200 300 213

 

新人選手の横顔と期待度

ドラフト1位・野村亮介選手 期待度1年目:☆☆☆ 3年目:☆☆☆☆

 187cmから大きく曲がるフォークボールがあるが、ストレート伸びが素晴らしく本格派投手として期待できる。21Uではリリーフのエース格として認められるなど、フォークボールがあるため、リリーフ投手の登板機会が多い中日では1年目から重宝されるかもしれない。

 ただし本当の野村投手の力は先発で、しかも3年後と思っている。高校卒から社会人入りし2年目では都市対抗で質の良い球を投げながらも失点を重ね苦い経験をした。今年はエースとして7イニングを3失点で抑えるようになりまだ成長途中にある選手である。1年目からリリーフ使いたくなる所を首脳陣が我慢できるかという所だろう。

 

ドラフト2位・浜田智博投手 期待度1年目:☆☆☆ 3年目:☆☆

 球速は最速でも130km/h台だが、インコースに力のある球を投げられる投手。コントロールも良く、同じ所から沈む変化球もありプロも手こずるだろう。テイクバックが変則的なフォームも苦手にする打者もいそうだ。

 安定感はあるものの球速はやや落ち、同じようなタイプの広島・岩見優輝投手や埼玉西武・小石博孝投手はプロで苦しんでいる事から、1年目でプロで活躍できるかどうか勝負の年という事になりそうだ。

 

ドラフト3位・友永翔太選手 期待度1年目:☆☆☆☆ 3年目:☆☆☆

 守備力でも打撃技術としても1年目から1軍フル出場を十分意識できる選手。背番号1と球団の期待も大きい。足もあり内野安打などで打率も3割近くを期待できるだろう。ライバルは大島選手、和田選手、平田選手といった外野陣でだが一角に食い込む可能性は高い。

 大島選手というタイプ的にも近い選手がいる。大島選手と比較される事が増えるが、球界でも屈指の外野手である大島選手は高い壁と言える。

 

ドラフト4位・石川駿選手 期待度1年目:☆☆ 3年目:☆☆☆

 昨年の都市対抗でホームランを連発し、特に推定150mの特大弾は圧巻だった。長打を打てるセカンドという価値がある選手。ただし今年に関しては都市対抗は4試合で1安打に終わり、三振も多く不調に陥っている。1年目でバッティングの調子を取り戻す事が出来なければ厳しい中日の査定が待っている。

 

ドラフト5位・加藤匠馬選手 期待度1年目:☆☆ 3年目:☆☆

 非常に強肩でこれまで見たことも無いようなセカンドへの送球を見せる選手。しかし大学では正捕手として定着せず、肩以外の要素は未知数と言える。現在捕手不在の中日で、早めに成長すればチャンスは多く得られそうだが、打撃もリードも経験も含めて時間を要しそうだ。

 

ドラフト6位・井領雅貴選手 期待度1年目:☆☆☆ 3年目:☆☆☆

 社会人で実績はトップクラス、ホームランも打ててチャンスに強く、ここ数年ドラフト候補として挙がっていた。プロでもハツラツとした勢いある姿勢を見せられれば、レフト、ライトの一角を狙える。25歳という事もあり、1年目が勝負となる。

 

ドラフト7位・遠藤一星選手 期待度1年目:☆☆☆☆ 3年目:☆☆☆

 社会人では倉本寿彦選手などとともに屈指の内野手として活躍した。打率は3割、守備でもショートのレギュラーを狙える選手で、この順位で獲得できたことはうれしい誤算だろう。期待の高橋周平選手がいるものの、荒木選手はベテランに、堂上選手は背番号が変わるなどチャンスも多く、1年目からチャンスをつかめるだろう。

 逆に25歳という年齢もあり、今年チャンスをつかめなければドラフト7位という順位の選手としてチャンスはどんどん減っていく。

 

ドラフト8位・山本雅士投手 期待度1年目:☆☆☆ 3年目:☆☆

 四国アイランドリーグの徳島出身だが、高校卒2年目の若い投手で将来性が期待されている。体は大きくないが146km/hの速球があり、カットボールなどでアイランドリーグ選抜にも選ばれる。先発、リリーフで安定した投球ができ1年目からも期待できそうだ。

 まだ20歳だが体が大きいという事は無く、将来性というよりは1年目から勝負となる。

 

ドラフト9位・金子丈投手 期待度1年目:☆☆ 3年目:☆☆

 189cmの大型選手だが球速は130km/h前半で7割近くをフォークボールが占める。フォークボールでストライクゾーンに入れたりタイミングを外したりし、昨年春のリーグ戦で4試合連続完封、41イニング1/3を無失点に抑えた。

 つぼにはまれば抑えられる投手だが、曲がりは大きいものの空振りを奪う鋭いフォークではなく、プロの打者は合わせてくるかもしれない。プロで通用するか早い段階で判断されてしまうかもしれない。

 

育成ドラフト2位・石垣幸大投手 期待度1年目:なし 3年目:☆☆

 高校2年時で全国屈指の速球を見せたが、その後コントロールを意識してかフォームを崩して、登板機会も少なくなってしまった。元のように投げられる状態になれば評価は挙がる。自分との戦いとなる。

 

育成ドラフト3位・藤吉優選手 期待度1年目:なし 3年目:☆☆

 高校3年時に打撃が開花し、安楽智大投手からホームランを放つなどホームランを打てる選手となった。打撃面に関して大学や社会人で成長を見てみたい選手だった。育成で捕手としては難しい位置からのスタートとなるが、打撃を磨いて捕手以外でも出場できるようになってほしい。

 

育成ドラフト4位・近藤弘基選手 期待度1年目:なし 3年目:☆

 リーグ屈指の外野手、近藤コーチの息子という事でも注目される。見たことが無いため育成選手としての評価とします。

 

チーム全体の戦力アップ 1年目:☆☆☆ 3年目:☆☆☆

 12人のうち高校生は2人、社会人、大学生を揃えた補強だったが、年齢的に若い選手も多く将来性も期待できる。チームはベテランからの移行の時期で空いているポジションも多く感じられ、1年目からチャンスをもらえるだろう。しかし、チャンスをもらって結果を出せなければ社会人出身選手としては見切られるのも早くなるだろう。サバイバルと言える。


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