北海道日本ハム、王子の近藤均投手を3位までに指名も

北海道日本ハムがドラフト上位候補として、王子の近藤均投手をリストアップしていることが分かった。中継ぎの即戦力と評価している。

近藤均投手は関西大から王子に進み3年目の投手、今年の都市対抗野球では1回戦のセガサミー戦で4安打9奪三振完封、続くHonda戦でも6安打4奪三振で完封した。準々決勝では優勝した日本生命に対し、延長10回まで無失点に抑えたものの11回に失点して敗れた。

侍ジャパン社会人代表としてアジア選手権に出場したが、そこでは韓国戦で逆転サヨナラホームランを浴びるなど苦い経験もしている。

最速145キロの速球と多彩な変化球があり、都市対抗では社会人の打者を手玉に取った。北海道日本ハムの関係者は「馬力があって直球も変化球もいい。3巡目までには消えると思う」と話し、福岡ソフトバンク・森唯斗投手のような馬力があり、リリーフとして1年目から活躍できると評価している。

先発、リリーフなどどちらでも期待できる近藤投手、都市対抗でその力を見せてプロ入りをぐっと近づけた。今年のドラフト候補としては今のところなかなか目立たない社会人選手だが、高校、大学のドラフト候補も出そろった中で、最終的には力のありそうな選手がリストアップされてくるとみられる。

王子・近藤投手、日本ハムリストアップ　スポーツ報知紙面　2015/１０/４