桐光学園・松井裕樹投手が8者連続含む10奪三振、巨人、阪神のスカウトが評価

松井裕樹, 桐光学園

 桐光学園は早稲田実業との練習試合を行い、松井裕樹投手が5回2アウト2塁の場面でマウンドに登ると、三振でピンチを切り抜けた。

 8回は3つ目の三振を奪ったものの振り逃げとなると、4人目からも三振を奪い1イニング4奪三振、9回も三者三振に切って取り、7回から8者連続奪三振となった。結局4回1/3を投げてノーヒット、無四球、奪った三振は10個と完璧な投球内容だった。最速は144km/hだった。

 しかし本人は、「調子はあまりよくない。体が重く、足がうまく使えない中で勝ちにつなげられよかった」と話した。2週連続九州への遠征となった事に加え、夏に向けた強化合宿を行っているとの事で、疲れが残った中でのピッチングとだった。それにも関わらず結果を残すのは凄いとしかいえない。

 この日は打撃でも9回に高校通算8本目となるホームランを放ちパワーを見せた。この試合を視察した巨人・藤本スカウトは「腕の振りが素晴らしい。変化球でもスライダーでも同じだからバットを振ってしまう。」と話し、阪神・北村スカウトも「いろいろと試していた。あれだけ三振を奪うのだからものが違う。」と話した。

 これまで三振を奪う高校生左腕投手は多くいたが、毎回これだけの三振を奪うのはフォームに天性なものがあるのだろう。それは大きな特徴といえ、プロでも大事な宝となりそうだ。

桐光・松井、早実相手に打者14人で10K!  - サンケイスポーツ:2013/6/10

 最後の打者は、真っすぐで空振り三振に仕留めた。松井は七回の3アウト目から、8者連続三振(八回は振り逃げを含む4個)でフィニッシュ。打者14人を無安打に抑えた左腕に、早実応援席から「スーパー高校生だ」とのため息が漏れた。

 登板は五回二死二塁。疲れが残る中、強打の5番熊田からスライダーで空振り三振を奪い、ピンチを脱した。最速は144キロながら「早くストライクが取れたから三振が増えただけで、調子はあまりよくない。(強化合宿中で)体が重く、足がうまく使えない中で勝ちにつなげられよかった」とスライダーやチェンジアップで抑えた充足感を口にする。バットを手にしての九回の打席では、右越えに通算8号となる本塁打を放った。

 5回2死二塁。松井がマウンドに小走りで向かった。そして、いつものように奪三振ショーが幕を開けた。「今週は走り込んできたので、体が重くて調子は全然良くなかった」。しかし、そうは言ってもモノが違う。5番の熊田睦(3年)をスライダーで空振り三振に仕留めると、早くも全開モード。最速144キロを記録した直球に宝刀スライダー、さらに今年解禁したチェンジアップを駆使し、バットに空を切らせ続けた。

 圧巻は8回。この回3つ目の三振を奪うも、スライダーが切れ過ぎてワンバウンド。これを捕手が後逸し振り逃げとなったが、後続を同じくスライダーで空振り三振に切った。まさかの1イニング4三振。「たまたまです。今日は下(グラウンドの状態)が悪かったから、ノーバウンドで空振りを取れればよかったです」

 だが、この日の「松井劇場」は、まだ終わらない。9回先頭。2球目の直球を振り抜き、右翼席へライナーで叩き込んだ。高校通算8本目の本塁打。その裏はわずか11球、3三振をすべて直球で奪い、8者連続Kで締めた。結局、打者14人から10奪三振。日本ハム・大谷ばりの投打「二刀流」で、今春のセンバツ出場校を一蹴した。

 ▼巨人・藤本スカウト 腕の振りが素晴らしい。変化球でもスライダーでも同じだからバットを振ってしまう。

 ▼阪神・北村スカウト いろいろと試していた。あれだけ三振を奪うのだからものが違う。


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