来週20日に開幕するセンバツを前に、出場校の大会前の練習試合も終盤を迎え、大会を想定した本格的な戦いをしている。
東海大甲府は苦戦、智弁学園は手ごたえ
5日目に登場する東海大甲府は、この日は静岡商と練習試合を行い、1試合目では静岡商の背番号10でスリークォーターの遠藤響投手に13三振を奪われ、2-4で敗れた。縦横のスライダーに揺さぶられ、大会屈指の打線が抑え込まれ、村中監督は「一球への集中力が足りない」と選手に厳しい言葉を投げた。
エースで146キロ右腕の菊地大輝投手はリリーフで登板し2回をパーフェクト、昨年秋に右肩痛となり、まだ「5割くらいの力」という。球速は136キロどまりだったが、それでも抑える投球に、村中監督は「本番もこの形で行くと思う」と、菊地投手に無理をさせず、リリーフで短いイニングで登板をするようだ。
一方、智弁学園は既に来年のドラフト候補として呼び声が高い太田英毅選手が3番、また同じく現在1年生の福元悠真選手が4番を打ち、共に3安打2打点を記録して京都外大西に12-0、7回コールドで勝利した。また142キロエースの・村上頌樹投手も6回を投げて6安打3奪三振で無失点と結果を残した。
青森勢2校は?
青森山田と八戸学院光星も大会に向けて調子を上げている。既に近畿に入っている青森山田は、関西創価と対戦し2-1で勝利した。1番を打つ内山昂思選手が4打数2安打に盗塁を決め、得点を挙げるなど勝利に貢献した。しかし、この試合でも6安打に終わり、チーム全体の打撃はまだあがってきていない。初戦の敦賀気比戦は大会6日目とまだ時間があり、打線の勢いをどこまで上げてこれるか。
また八戸学院光星は前日の12日に同じ関西創価と対戦し、7-0で快勝している。1番の伊藤優平選手が3盗塁と足でかき回し、2番・奥村幸太選手が4安打でチームを引っ張った。
八戸学院光星は2日目第3試合で開星と対戦する。
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第1試合では相手のスリークオーター右腕、背番号10の遠藤響(3年)に13三振を喫し2―4で敗れた。村中監督は「一球への集中力が足りない」と厳しい言葉を選手に浴びせた。
新2年の太田英毅内野手、福元悠真外野手の3、4番がともに3安打、2打点。
チームは関西創価戦で6安打、控え組主体の香里丘戦で4安打と打線が機能せず。兜森崇朗監督(36)も「打撃の感覚、対応力がまだ崩れている」と課題を口にした。
新1番伊藤優平(3年)が3盗塁、同2番奥村幸太(3年)が4安打2打点など新オーダーがズバリ。
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