高校生捕手に注目選手そろう、プロ志望届選手

東妻純平, 渡部雅也, 山瀬慎之助, 藤田健斗, 神宮隆太, 江川侑斗, 石塚綜一郎, 持丸泰輝, 水上桂

今年のプロ志望届提出が締め切りとなり、今年は139名の選手(10月3日発表時点)がプロ志望届を提出した。昨年は123人が志望をしており、16人多くなった。

捕手の候補が集まる

今年は佐々木朗希投手、奥川恭伸投手に代表されるように、投手が昨年よりも全体的にレベルが高く、また捕手についても早くから注目されている選手が多く期待をされていた。その中で今年になって成長を見せる選手も多く、高校生捕手の当たり年と言える。

注目されるのは智弁和歌山の東妻純平選手、1年生の夏から5大会連続で甲子園に出場し、2年春には甲子園準優勝を経験、高嶋監督の教え子として最後の厳しい薫陶を受けた後、変わった中谷監督からはプロ野球でプレーした捕手としての高いレベルの指導を受けてきた。遠投125mの強肩と、痛烈な打球を見せる打撃は、高校トップクラスで間違いなく、U18代表でのプレーも見たかった選手だった。

そのU18代表でプレーしたのが星稜の山瀬慎之助選手と明石商の水上桂選手。共に高校では奥川投手、中森俊介投手という150キロ超の投手の球を受け続け、代表でも肩とキャッチングについては高いレベルのプレーを見せた。共に打撃は課題だが、上のレベルでも見てみたい選手で、山瀬選手の肩はそれだけを見に行ってもいいレベルだろう。水上選手は当初、進学としていたが、代表で経験したことが自信となり、一転してプロ志望届を提出して驚かせた。プロがどんな評価をしているのか注目される。

他にも中京学院大中京の藤田健斗選手は、代表には残れなかったが4月の代表合宿に参加し、佐々木投手の163キロを受けて話題となった。元々セカンドまで1.81秒を記録する捕手として注目されていたが、その経験から4月以降にキャッチングなどを見直し、夏には140キロ中盤を記録する投手陣をリードして甲子園出場、チームを全国ベスト4に導く立役者となった。

それでも準決勝で星稜に0-9で敗れた事、そして代表に入れなかった事を「素直に、実力が足りなかったと思います。もっともっと練習して、次はプロで侍ジャパンに選ばれるようにしたい」と話し、プロでの活躍を誓う。周囲からは進学を勧められたというが、小学校2年の時からずっとプロでやりたかったと決意を曲げず、プロ志望届を提出したという。

他にも春の代表合宿に参加した日大山形の渡部雅也選手が183cm84kgの大型捕手で、スローイングも打撃も迫力を感じさせる。黒沢尻工の石塚綜一郎選手も181cm83kgの大型捕手で36本塁打の打撃と共に投手としても142キロを記録する。夏はエースとして登板していた。

旭川大高の持丸泰輝選手は甲子園で奥川投手から痛烈にヒットを打ち、逆風が無ければスタンドに入りそうな当たりを打っていた。打撃で高い評価となっている。西日本短大付の神宮隆太選手も高校通算23本塁打の打撃と強肩で、高い身体能力を評価されている。大分の江川侑斗選手はセンバツで見せた安定感が魅力、セカンドまで1.8秒台の肩もある。

プロ志望をしなかった近江の有馬諒選手、履正社の野口海音選手、東海大菅生の小山翔暉選手、筑陽学園の進藤勇也選手なども惜しいと思わせるが、まずは誰がプロの世界に入り、そこでこの世代を代表する捕手となっていくのか、大いに注目される。

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