プロ志望届を出さなかった選手 ~150キロを記録した投手たち~

根本太一, 飯塚脩人, 池田陽佑, 河野佳, 武内未来, 赤坂諒

松坂大輔投手などが注目された約20年前、または菊池雄星投手が注目された10年前は、高校生で150キロを記録すれば、各球団のスカウトが大挙して視察して注目され、ドラフト1位候補と騒がれていたのだろう。今年、150キロを記録したがプロ志望届を提出しなかった選手を特集します。

150キロを記録してプロ志望をしなかった高校生投手

木更津総合の根本太一投手は今年になって不調が続いたが、木更津総合は元々進学をする学校と認識されており、東京六大学でのプレーが期待される。同じ千葉の習志野・飯塚脩人投手も150キロの球を投げ、U18代表では絶対的抑えとして活躍した。プロ志望届を出していれば上位指名があると予想される。

上野学園の赤坂諒投手は3年夏に一気にブレークし、151キロを記録した。あまりの急激な成長だったため、夏の東東京大会でも上野投手を目にしたスカウトはあまり多くなかったかもしれない。上野選手は野球を続けるかについて未定と話していたが、どこかで野球を続けてほしい。

智弁和歌山の池田陽佑投手も大台を記録した。2年時までは智弁和歌山らしい安定感のある投手という雰囲気だったが、3年で体つきが大きく変わり、150キロの迫力のある真っすぐを投げるようになっていた。打撃のチームを作る智弁和歌山で2年生の小林樹斗とのコンビは、智弁和歌山史上最高の投手陣と呼び声高かった。

広陵の河野佳投手はセンバツで150キロを記録し、スカウトの目をくぎ付けにした。夏の広島大会では、140キロ前半の投球となっており、センバツの影響があったのかもしれない。真颯館の武内未来投手は2年生の冬に急成長して150キロを記録している。

他にも、練習や練習試合などで150キロを記録していてもおかしくない投手はたくさんいる。石岡一の岩本大地投手、大商大の上田大河投手、社の藤本竜輝投手、広島新庄の桑田孝志郎投手などもその可能性はあるだろう。

今年は佐々木投手、奥川投手がリーダーとしてこの世代を引っ張った。そういう世代は、松坂世代、田中世代というように、全体的にレベルが高くなる傾向がある。そして佐々木投手、奥川投手はプロ入り後も、同学年の投手に大きな刺激を与える投球を見せてくれるだろう。

この世代が次のドラフト会議で指名されるタイミングは、社会人選手なら2022年、大学生なら2023年となる。その時、これらの選手がどんな投手になっているのか、佐々木投手、奥川投手を超えるような投手になる選手が出てくるのか、非常に楽しみにしている。

プロ志望届を出さなかった注目高校生(2019)


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