2020年注目の高校生のドラフト候補~野手編~

高校野球ドラフトニュース 2020年ドラフトニュース

2020年の注目の高校生野手のドラフト指名予想をしてみます。

高校生野手のドラフト上位候補

 氏名学校投打 身体/体重評価
来田涼斗明石商右左 178/78
捕内内山壮真星稜右右 172/72
土田龍空近江右左 180/73A
内外井上朋也花咲徳栄右右 180/80
西川僚祐東海大相模右右 186/92

ドラフト上位で指名されそうな野手は5人で、ドラフト1位指名確実と言える選手は、現時点ではいない。ただし、明石商の来田涼斗選手は現時点でも外れ1位で指名される可能性があると思える選手で、1番バッターとしてのスピード、外野手としての強肩に、甲子園で見せた思い切りの良い打撃とパンチ力など、5ツールプレーヤーとして注目される。秋にやや不調という感じだったが、センバツで昨年と同じような打撃を見せられれば十分、さらに肩と足でもう1段階上のプレーを見せられれば、1位確実のラインに入ってくる。

遊撃手として注目されるのは星稜の内山選手と近江の土田選手、内山選手は捕手としてもマスクを被り、確かにセンスの良さを見せているが、やはり1年夏の甲子園から見せてきたショートでのプレーを期待したい。打撃でもパンチ力がアップしており、小園選手のような成長を期待している。土田選手も1年時から甲子園で素晴らしい守備を見せており、オリックス入りした天理の太田椋選手のような雰囲気がある。長打力も伸ばしてきており。こちらも甲子園でアピールしたい。

スラッガーは右の2枚、井上選手と西川選手が注目される。井上選手はツボにはまった当たりは打球が消え、逆方向にもしっかりと運べる。アベレージも残せる選手で、外野の守備でも肩や足を見せている。西川選手が清原2世と呼ばれるように軽くスイングしても打球が飛んでいく。レフト方向のホームランが多いが、関東大会の習志野戦でもその弾道はホームランバッターで間違いない。清原選手のように逆方向にも伸びる打球を見せられれば、1位指名で重複する可能性もある。

その他、ドラフトで指名されそうな高校生野手

 氏名学校投打 身体/体重評価
古谷将也成田右右 173/65B+
牧原巧汰日大藤沢右左 174/76B
山下航汰京都外大西右右 180/70B+
関本勇輔履正社右右 175/80B-
杉崎成東海大菅生右右 178/77B+
度会隆輝横浜右左 180/76A
山村崇嘉東海大相模右左 180/85B+
角田勇斗習志野右右 174/68B+
佐々木泰県岐阜商右右 178/77B+
小深田大地履正社右左 176/87B+
岡本大翔米子東右右 188/82B
捕内外横山陽樹作新学院右右 178/76B+
投外元謙太中京右右 186/78B
細川凌平智弁和歌山右左 172/70B+

捕手は昨年のドラフトで指名された選手が多く、プロ側も一段落した感じもあるが、素質の高い選手が今年も多い。古谷選手は2018年日本バムドラフト6位の田宮裕涼選手と同じくらいの肩の強さと捕球のうまさがあり、打撃が上がって来たら候補に入る。牧原選手は二塁まで1.9秒の送球と昨年夏に3試合連続ホームランの長打力を見せている。山下選手は1年時からスバ抜けた打撃を見せており、打てる捕手として注目される。その中で関本選手は、野口海音選手がいたため新チームからマスクを被っているのだが、打撃・捕球・肩でプロのスカウトから高く評価をされている。父がプロ野球選手という事もあり、最も指名に近い捕手。

内野手では、杉崎選手、山村選手が長打力、スピード、強肩もそろったアスリート選手で高く評価されるが、進学の多い高校でもあり進路が注目される。度会選手は高い打率を残す選手で、小深田選手は安田2世と言われる安定して広角に長打を打つ力がある。県岐阜商の佐々木選手は強肩とパンチ力に優れた選手で、鍛治舎監督の教え子として注目される。角田選手はショートの守備力は指名レベルに達している。打撃でも夏に1番バッターとして劇的な打撃も見せており、さらにパワーを増したい。米子東の岡本大翔選手は188cmの大型だが遊撃手として素晴らしいプレーを見せており、昨年の開星・田部隼人選手くらいの評価をされそう。

他では作新学院の横山陽樹選手は1年時からスバ抜けた打撃センスを見せており、U18代表でもホームランを放った。1年、2年時は甲子園では外野手で出場も、普段は捕手として素晴らしい強肩を見せる。そして昨年秋からはショートで出場をしており、小針監督は内野手として育てたいとしている。個人的には捕手として買っている。

中京の元謙太選手は186cmから角度のあるストレートが良い投手として、また打撃でも安定したスイングから長打力を見せているセンスの高い選手。細川凌平選手は1年時から打撃が頭一つ抜けており、思い切りの良さがある。また守備や走塁のスピードも一級品。ただし大学でさらに成長をしてからという雰囲気もある。

指名順位予想

最後の2019年のドラフト候補と比較して、指名順位を予想してみる。

順位2019年2020年
1~2位石川昂弥 東邦高
森敬斗 桐蔭学園
紅林弘太郎 駿河総合
黒川史陽 智弁和歌山
井上広大 履正社
来田涼斗 明石商(1位予想)
内山壮真 星稜(1位予想)
西川僚祐 東海大相模(1位予想)
土田龍空 近江(2位予想)
井上朋也 花咲徳栄(2位予想)
3~4位東妻純平 智弁和歌山
菊田拡和 常総学院
上野響平 京都国際
韮澤雄也 花咲徳栄
遠藤成 東海大相模
小林珠維 東海大札幌
川野涼多 九州学院
武藤敦貴 都城東
横山陽樹 作新学院
牧原巧汰 日大藤沢
関本勇輔 履正社
佐々木泰 県岐阜商

5位以下山瀬慎之助 星稜
藤田健斗 中京学院中京
水上桂 明石商
田部隼人 開星
長岡秀樹 八千代松陰
武岡龍世 八戸学院光星
伊藤海斗 酒田南
度会隆輝 横浜
育成持丸泰輝 旭川大高
江川侑斗 大分高
石塚綜一郎 黒沢尻工
伊藤大将 八戸学院光星
勝連大稀 興南
沢野聖悠 誉
荒木翔太 千原台
木下元秀 敦賀気比
平野大和 日章学園
鶴見凌也 常磐大高
舟越秀虎 城北高
 

2020年度-高校生捕手のドラフト候補リスト
2020年度-高校生内野手のドラフト候補リスト
2020年度-高校生外野手のドラフト候補リスト

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする
ドラフト会議ホームページ2024 Draft home page

コメント

  1. 履正社の関本勇輔捕手はドラフト指名がありそうですね。

    状況的には阪神より巨人の方がご執心だと思われます。
    阪神よりも巨人の方が早く関本捕手に高評価のコメントを出していますし、昨年から関西担当のスカウトが付いているようです。

    おそらく山瀬慎之介捕手のライバルとして指名しそうですね。
    関本クンは総合力で勝る捕手のようですから、肩は強いが打力はイマイチの山瀬君と争わせるには格好な素材です。

    勿論指名順位の関係で阪神や他チームが先に指名してしまうかもしれませんが。

    仮定ですが、関本勇輔クンが巨人に指名された場合、阪神OBの親父さんがどんな表情をするのかが、今から楽しみです。