春季高校野球埼玉大会では、秀明英光の142キロ右腕・岩井裕貴投手が登板し、5球団のスカウトが投球に注目した。
変化球織り交ぜ
岩井裕貴投手は180cm72kgの本格派右腕で、昨年は球速が130キロ前半だったものの、ピッチトンネルが狭く変化球の見極めがしにくい投手だった。花咲徳栄の井上朋也選手からも三振を奪うなど好投を見せていた。
そしてこの春までに最速を142キロまで伸ばし、練習にプロスカウトが視察するなど注目される投手となっていた。この日の越谷戦では5球団のスカウトが視察をする中で登板したが、カーブ、チェンジアップ、サークルチェンジ、スラッターなど変化球を織り交ぜ、また137キロのストレートも制球よく投げた。
2回にノーアウト1,2塁のピンチを招いたがそれを抑えると、4回以降はノーヒット、9回5安打7奪三振で完封しその力を見せた。
視察した北海道日本ハムの今成スカウトは「直球と変化球のコンビネーションがうまく使えている。一番はコントロール。ちゃんとコースに投げ分けている。とてもいい素材」と評価した。
岩井投手も「どうにかして、プロに行きたい。日本で一番高いレベルで野球をやりたいです」と話し、「体作りと、球速とあと5キロ上げたい」と話した。
埼玉県では他にも成長が楽しみな選手が多く、岩井投手とともに注目してゆきたい。
序盤はぬかるんだマウンドに苦戦したが、徐々に安定し4回以降は無安打に抑えた。スカウトのスピードガンで、この日は最速137キロ。練習を視察している球団もあり、日本ハム今成スカウトは「直球と変化球のコンビネーションをうまく使えている。1番はコントロール。ちゃんとコースに投げ分けている。とてもいい素材」と評価する。
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