専大松戸の2年生・平野大地投手が最速150キロを記録した。横浜DeNAの吉見スカウトは「今年でもドラフト1位クラスだと思うよ」と絶賛した。
1回18球全てストレート
千葉英和との試合で8回までに8-1とリードした専大松戸は、9回に2年生の平野大地が登板した。180cm81kgの右腕投手で、中学時代までは捕手としてプレーするも高校入学後に投手転向を持丸監督に直訴した。入学時に身長173cmで130キロを記録していたが、この春までに180cmとなり、147キロを記録していた。
この日、夏の初登板を果たすと、全てストレートを投げ込み、球速は146キロ、147キロ、そして148キロ、149キロと自己最速を次々と更新していく。そして7球目に150キロを記録し大台に到達した。「緊張したけど、自分の力を出し切ることを考えました。150キロは1つの目標。自分でもビックリです」と話した。
この最初の打者にはセンター前にヒットを許したものの、後続3人にもすべてストレートを投げ込んで抑えた。「どこまで通用するかを確かめようと思って」と1イニング18球はすべてストレートだった。
この日は千葉ロッテと横浜DeNAのスカウトが視察したが、横浜DeNAの吉見スカウトは今年でもドラフト1位クラスだと思うよ。めちゃくちゃ楽しみ。素質はピカイチ」と絶賛した。
持丸監督も「完成されていますね。ボールに関しては」と話し、高校時代の上沢投手(日本ハム)より完成度が上と話す。平野投手も目標は奥川投手と話し、「もっと打たれない球を探したい」と話す。150キロ右腕といってもパワーでがむしゃらに投げるのではなく、ランナーを背負っても冷静に打ち取ることができる投手で、まだまだ末恐ろしい。
持丸監督は「どこかで投げていければいいなと思っています」と話し、今後は先発としての起用の可能性もある。来年のドラフト会議に向けて、怪物が動き始めた。
バックネット裏から熱視線を送ったDeNA・吉見スカウトは「今年でもドラフト1位クラスだと思うよ。めちゃくちゃ楽しみ。素質はピカイチ」と絶賛した。
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