高校野球、各地の注目選手ニュース 7月24日

帝京高, 松本剛, 中川皓太, 山陽高, 小林義弘, 山梨学院大付, 押谷鷹英, 近江兄弟社

各地で熱戦が繰り広げられ、注目選手が登場している。

広島大会ではプロ注目の山陽・中川皓太投手が4回1/3を2安打1失点5奪三振の快投をみせた。中川投手は142kmをマークする180cmの大型左腕投手。

山梨大会では山梨学院大付の4番・小林義弘選手が4試合連続ホームランをマークした。中学時代は千葉市シニアでプレーし、アメリカへのセンバツにも選ばれている。

滋賀大会では近江兄弟社高の押谷鷹英投手が近江大会史上初となる完全試合を達成!130km後半のストレートをなげるがチェンジアップ、スライダー、カーブを織り交ぜて27アウト中、内野ゴロが15個と打たせて取るピッチングをみせた。

帝京高校の松本剛選手はこの日も3安打をマークし、17打数11安打9打点を大暴れ!プロの評価も高く、ドラフト会議で指名されるだろう。

山陽の背番号「1」、プロ注目の中川皓太投手(3年)が今大会初先発し、4回2安打1失点、5奪三振の快投をみせた。

 初回、立ち上がりに2安打を浴びて1点を失った。ベンチで川岡孝弘監督(38)に「目が覚めたか」とげきを飛ばされ、気持ちを切り替えた。「最初はフォームがよくなかったが、徐々に修正できた」。二回以降は完全投球。今大会3試合で61得点している修道打線をねじ伏せた。

 昨秋に腰痛を発症し、冬は思うような練習ができなかった。そんなとき、山陽OBで、6月の全日本大学野球選手権・名桜大との試合で無安打無得点を達成した近大工・久保田高弘投手に励まされた。「練習を積めば結果はついてくると言われた」。その言葉を励みにウエートトレーニングやランニングなど、できることを精いっぱいこなした。

 「次も自分の投球をしっかりしたい」。廿日市西と対戦する準々決勝に向け、気を引き締めた。

 山梨学院大付の4番小林義弘内野手(2年)が、4試合連続の本塁打を放った。初回2死一塁で、低めの直球を引っ張って、右越えの先制2ラン。4戦連発で山梨大会の記録を塗り替えると、2点リードの3回2死三塁には、右翼ポール際に2打席連続となる高校通算25号の2ラン。4打数3安打4打点の活躍で、2年ぶりの決勝に導いた。

 「狙う気持ちはない」と謙虚だが、4戦5発はいずれも打った瞬間にそれと分かる当たり。2、3回戦ではソロ。準々決勝の東海大甲府戦では、今秋のドラフト1位候補・高橋周平(3年)の目の前で2ランを放った。4試合で14打数9安打12打点。須田善照監督(41)は「しっかり待って甘い球を捉えている」とほめた。

 巨人高橋由らが育った千葉市シニアの出身で、中3時に米国遠征の経験がある。入学後に捕手から一塁手に転向し、1年夏からベンチ入り。昨秋まで体重が88キロあったが、冬場の走り込みで約10キロ減。打撃のキレが増したという。

 小4のころ、センバツで東北・ダルビッシュの投球を見て衝撃を受けた。父義正さん(57)から「甲子園は見るところじゃない。プレーするところだ」と言われた大舞台まであと1勝。「チームのために打点を挙げたい」と、自らのバットで夢をかなえる。

 近江兄弟社の押谷が滋賀大会史上初の完全試合を達成した。八日市南打線に1人の走者も許さず、103球で試合時間わずか89分。味方打線が初回に押し出し死球で挙げた虎の子の1点を守り通した。

 「人生初めて。練習試合などではノーヒットノーランで終盤までいっても8、9回くらいに打たれてしまっていた。だから、平常心を保つことを心がけながら投げました」。奪三振わずか4ながら抜群の制球力で打たせて取った。130キロ台後半の直球を主体にチェンジアップ、スライダー、カーブを織り交ぜて27アウト中、内野ゴロが15個。バックも好守でエースをもり立てた。

 びわ中時代の「湖北ボーイズ」では3番手投手だったが、高校進学と同時に頭角を現した右腕。「大会記録に名前を残せてうれしい」と笑った押谷は「甲子園出場を決めてから喜びたいですね」と同校2度目の夏切符を見据えた。 

 帝京のドラフト候補、松本剛内野手(3年)が4打数3安打1打点と存在感を発揮。チームをベスト8に導いた。初回に6得点。松本は1死一、二塁から初球の変化球を左前に運んだ。先制点と11人攻撃の勢いを生み「変化球から入ってくると思った。1球で仕留めることができれば調子がいい」と納得の表情だった。

 相手は“下町のダルビッシュ”吉本祥二投手(足立学園)を4回戦で打ち崩した城西。「吉本と対戦すると思っていた。吉本はプレッシャーの中で負けて、悔しい思いをしただろう。それを返してやりたかった」。6月に東京選抜として同僚だった右腕を思いやった。8月11日に18歳になる松本は「甲子園で誕生日を迎えられたら幸せ」と目を輝かせた。この日登板がなかったプロ注目右腕、伊藤拓郎とともに聖地切符を奪いに行く。


PAGE TOP