昨年のドラフト会議で1位指名で2球団が競合した横浜DeNAの小園健太投手が、キャンプ初となるブルペンでの投球を行なうと、視察をしていた他球団スコアラーも驚きを見せた。
さすがドラフト1位
この日、初のブルペンに入った小園健太投手は、伊藤光捕手を相手に立たせた状態で投球を開始すると、座らせてストレートのみ16球を投げた。「力むだろうと思ってたんですけど、案の定力んだ」と話すが、「コースに投げ分けることはできた。最初のブルペンにしてはまとまっていたかなと思います」と話すと、三浦監督は「堂々と投げていたなと。将来どういう投手になるんだろうって、ワクワクさせてくれる投手」と話した。
この投球に視察をしていたセリーグの各球団のスコアラーも反応した。
○東京ヤクルト・山口スコアラー:「角度があっていい球だった。歩幅も少し狭くて、奥川に似ているところはある。さすがドラフト1位」
○巨人・中里スコアラー:「素晴らしい素材。これからもっと強くなってくるだろうし、将来が非常に楽しみ」
○阪神・太田スコアラー:「めっちゃいい。立派。投手らしい体型でお尻がでかい。まだまだこれから上がってくると思う」
警戒というよりは、球界全体で成長を期待をしているようなコメントが続いた。本音としては、まだまだという印象だったのかもしれないが、質の良い球を投げていたのは間違いない。
奥川投手のように1年目はじっくりと、そして2年目に1軍で、中10日くらいで投げていくようなペースで良いと思う。佐々木投手、奥川投手、宮城投手の世代のさらにその下の世代として、球界をリードする選手になってほしい。
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