巨人はドラフト3位の谷岡竜平投手と、4位の池田駿投手がリリーフで登板し、谷岡投手が2イニング、池田投手が1イニングを無失点に抑えて、チームの逆転勝利に貢献した。
巨人の社会人出身コンビ
まず登板したのはドラフト3位の谷岡投手、6回にマウンドに上がると緊張感を見せるものの、1四球でノーヒットに抑えた。しかし7回に三振を奪った後にヒット、四球、ヒットで1アウト満塁のピンチを背負う。それでも谷岡投手は社会人時代から得意のフォークを投げ、ピッチャーゴロの併殺に打ち取り無失点に抑えた。
8回には池田投手が登板すると、先頭者打を打ち取った後四球を与えたが、三振も奪い1回をノーヒット無失点に抑えた。
共に社会人までを経験し実績も十分。プロでも落ち着いた投球を見せて経験を活かした投球を見せた。
星投手は149キロ
東京ヤクルトのドラフト2位・星知弥投手はビハインドの7回にマウンドに上がると、最速149キロのストレートと切れ味鋭いスライダーで、シリアコ選手をスライダーで三振、倉本選手も高めの速球で三振と1回ノーヒット2奪三振の上々のデビュー投球を見せた。
「緊張はしなかった。気持ちはすんなり入れた」と話す星投手、大学時代は制球が課題だったが、この日はその心配は無く、しっかりと腕を振って投げられていた。スマートな体型やバランスの良いフォームなど、伊藤智仁投手に近い投手に見える。さらにもう1段階上の投手になっていきそうな予感をさせる。
緊張感の中、6回は四球の走者のみ。7回は2安打1四球で招いた危機を切り抜けた。
1点差に迫った直後の8回。3番手として、谷岡からバトンを受けた。4番・ビシエドからの好打順だったが、得意のチェンジアップを主体に1回無安打無失点、1奪三振。
七回からマウンドに上がると、先頭のシリアコに対して3球直球で攻めてカウント1-2。最後は127キロのスライダーで空振り三振を奪った。続く田中浩をこの日最速の149キロ直球で一塁ゴロ。倉本には8球粘られたが、自慢の直球で空振り三振に斬った。
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