東京オリンピックへ、プロ野球は春からの本気度に注目、ルーキー・アマチュアから代表入りも期待

2020年ドラフトニュース 侍ジャパン

侍ジャパンはスタッフ会議を行い、東京オリンピック前の7月22日より、東北楽天の本拠地・楽天生命パークで1週間の合宿を行う事が決まった。選手の登録期限は7月6日となっており、来年の春のプロ野球は選手の本気度が違うかもしれない。

春のプロ野球

来年のプロ野球は3月20日から始まる。センバツ高校野球大会が3月19日に開幕するが、その翌日にプロ野球も開幕し、来年は一気に球春が訪れる。

プロ野球の日程が早まるのは、東京オリンピックの影響によるもので、プロ野球は7月21日から8月13日まで約3週間の休止期間に入る。そして侍ジャパンのトップチームが東京での金メダルを目指す。

この日は侍ジャパンがスタッフ会議を行い、プロ野球が中断する翌日の7月22日より、楽天生命パークで1週間の合宿を行う事が発表された。強化試合を2試合行う予定で、楽天などプロ野球チームとの対戦となる。

24人入りへ

そしてその侍ジャパンの選考についても注目されることになる。野球代表メンバー24人の登録や発表時期はまだ発表されなかった。東京オリンピックへの選手登録期限は7月6日となっており、その前の発表となるが、やはり東京オリンピックに出場したい選手は非常に多い。プレミア12で抑えを務めた山崎康晃投手も、春のキャンプでは「例年より早めに調整する」と話しており、来年はペントレースの優勝ももちろんだが、6月までは代表入りの戦いも繰り広げられる。

代表メンバーはプレミア12で優勝した選手が中心となりそうだが、山口投手、菊池選手のメジャー挑戦や、大会で力を見せられなかった選手、またはケガのために出場辞退をした選手など、入れ替えもあるとみられる。また、甲斐野投手がリリーフで圧巻のピッチングを見せたように、ルーキーが入ってくることも十分考えられ、さらにはアマチュアで非常に高い活躍をする選手がいれば、選ばれる可能性もない。

ルーキーでは広島の森下暢仁投手や東京ヤクルトの奥川恭伸投手、埼玉西武の宮川哲投手などが3月から勝ち星を伸ばして行けば、7月の代表入りに十分間に合う可能性がある。二人ともU18、大学で侍ジャパンを経験しており、奥川投手はU18のカナダ戦で18奪三振を記録しており、森下投手は日米大学野球でアメリカを相手に抜群のカーブで抑え込む技術を持っている。また、佐々木朗希投手も投げる球はプロ野球でもトップクラスだと思う。もし、春先から投げられれば、代表入りの声も自然に挙がってくるだろう。

もしかすると、アマチュアから代表入りしそうな選手としては、苫小牧駒大の伊藤大海投手が筆頭格だろう。154キロのストレートはまさに火の球で、来年のドラフト1位で重複の可能性もある投手、甲斐野投手にも引けをとらないだろう。ただし北海道のリーグでプレーをしており、代表入りするとすれば大学野球選手権のみとなる。できれば今年春に、オープン戦などでプロを相手に投げてその力を見せてほしいと思う。

また、東海大の山崎伊織投手は152キロのストレートがやや動き、沈む変化球が素晴らしい投手、また慶応大の佐藤宏樹投手も左腕から投げられる151キロのストレートは、回転数などがプロ野球の投手のトップクラスを記録する。故障のため1年生の年以降は登板が少ないが、レベルの高い東京六大学でプレーしているため、リーグ戦でも評価の対象となるし、人気のリーグのためファンの目に留まる事にもなる。春に完全試合や20奪三振くらいの投球をしたら、稲葉監督も足を運ぶかもしれない。

秋は心配

心配もある。プロ野球は8月14日から再開するが、ペナントレースに向けて終盤戦となる。しかし、代表入りした選手はオリンピックの疲れもあるだろうし、金メダルになったとしても、そうでなかったとしても燃え尽き症候群にはなるのではないかと思われる。

結果がどうであれ、オリンピックの野球は盛り上がると思う。おそらくファンも終わった感にあふれてしまうだろう。その中でプロ野球が力を見せてペナントレースにファンの目を向けていくために、プロ野球選手はここが力の見せ所となる。

2019年ドラフト会議、指名選手一覧
2020年度のドラフト候補リスト

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする
ドラフト会議ホームページ2024 Draft home page

コメント