埼玉西武、ドラフトの隠し玉にTDK・豊田拓矢投手、6~7球団が注目

豊田拓矢, TDK

 TDKの豊田拓矢投手に埼玉西武などプロ6、7球団が注目をしているという。

TDK・豊田拓矢投手

 豊田拓矢投手は埼玉県八潮市出身で、上武大からTDKに進み今年が5年目となる。176cm88kgとウエートトレーニングで鍛えた体から150km/hを越すストレートを投げていたがケガも多く、速球を痛打される場面も見られていた。

 しかし今年はケガを減らすためにウエートトレーニングの量を減らし、また投球でも100km/h台のカーブを織り交ぜるようになると、都市対抗のヤマハ戦では7回2/3までパーフェクト投球、その後不運なヒットで1失点し0-1で敗れたものの7回2/3を2安打7奪三振と好投し、地元埼玉西武など6,7球団に注目されるようになった。

チームメイトがプロで活躍

 TKDでは2010年に当時25歳だった大原慎司投手が横浜DeNAのドラフト5位で指名され、現在は左の中継ぎエースとして活躍をしている。また上武大時代に同期で共に先発として活躍していた、井納翔一投手(2012年横浜DeNAドラフト3位)もプロ入りし、先発で勝利を挙げている。

 今年26歳の豊田投手だが、チームの先輩や同期がプロで活躍する姿を見て、また上武大が大学選手権で優勝を果たすなど、今年1年間、触発される事がたくさんあっただろう。プロ入りが期待される。

  社会人らしく落ち着きはらった表情で、静かに「10・24」を待つ。豊田は「年齢も年齢だし、不安もある。指名されてから考えたい」と心情を語った。昨年までプロから調査書が届いたのは1度だけで、「少しあきらめていたところもあった」と豊田。それが5年目の今年、6~7球団が注目。自らの右腕で評価を高めてきた。

 7月の都市対抗2回戦・ヤマハ戦で、7回2死までパーフェクトに抑える快投。不運な安打などで試合は0―1で敗れたが、常時140キロを超える直球に「いかに直球を速くみせるかを考えた」(豊田)と100キロ台のカーブを駆使し、投球の幅を広げた姿がスカウトの目に留まった。また昨年までけがが多かったが、トレーナーの助言でウエートトレを減らすなど練習方法を修正。1年間投げられる体づくりをしてきた成果が大一番で出た。

 プロで活躍するイメージも描けている。TDKからは10年ドラフトでDeNAに入団し、今年左の中継ぎとして58試合に登板した大原慎司投手(28)がいる。DeNAには上武大の同期で、9月の巨人戦で完投勝利を挙げた井納翔一投手(27)も在籍している。彼らのプレーを通してプロの実力を想像し、自分ならばどう抑えるかを考えることもあるという。


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