首都大学リーグでは東海大の小郷賢人投手が、9回に1点を許し、筑波大に敗れた。小郷投手はリーグ戦初失点で初黒星。
リリーフで連投
1-1と同点の8回、東海大は前日もリリーフ登板をしていた小郷賢人投手をマウンドに送った。8回は得意の縦のスライダーを使い、1三振で三者凡退に抑えた。
しかし9回、先頭打者のサードフライを三塁手が落球し、ノーアウト2塁となると、次の打者のバントを小郷選手が一塁へ悪送球し、決勝のホームを踏まれた。2回1安打1奪三振1失点で、自責点は0という内容だった。
小郷投手はリーグ戦でこれまで、通算17試合に登板し24回1/3を投げて38奪三振、そして無失点を続けていた。この日が最初の失点、そして初黒星だった。
それでも、この日は最速150キロを記録し、スタンドに詰めかけた11球団のスカウトは高く評価をしている。
ロッテ・榎チーフスカウト:「ボールが力強く、縦のスライダーはなかなか打たれない。連投できるのが見られたのは収穫」
巨人・内田スカウト:「連投できたことが収穫。いいものを持っているし、徐々に戻っている」
東京ヤクルト・丸山スカウト:「三振を取れる球があるのが強み。リリーフとしての適性が高い」
各チームとのリリーフとしての適性を注目しており、奪三振力や連投しての状態、また、故障前の状態にどれだけ近づいているかなどをチェックした。
この日は自責点はつかずに防御率は0.00を続けている。これを継続して大学の有終の美を飾りたい。
昨夏の右肘痛から復活した剛腕の投球をチェックするために、ネット裏にはプロ11球団のスカウトが集結。ロッテ・榎チーフスカウトは「ボールが力強く、縦のスライダーはなかなか打たれない。連投できるのが見られたのは収穫」と評価した。
昨年春に利き腕である右肘を故障。前日19日に19年春以来のリーグ戦登板を果たしたばかりで、いきなりの連投&イニングまたぎとなった。視察した巨人・内田スカウトは「連投できたことが収穫。いいものを持っているし、徐々に(故障前に)戻っている」と評価し、ヤクルトの丸山スカウトも「三振を取れる球があるのが強み。リリーフとしての適性が高い」と語った。
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