仙台六大学リーグでは、東北福祉大vs仙台大の頂上対決が行われ、元山飛優選手や山野太一投手の視察を目当てに50人近いスカウトが集まった。
150キロ記録
勝てば5季連続優勝の決まるこの試合、この日はエース左腕でドラフト上位候補にも名前の挙がる左腕・山野太一投手が先発すると、7回10安打3四死球とまだ本調子ではなかったものの、最速150キロを記録し、7つの三振を奪い、何とか4失点にとどめた。
対する仙台大も、152キロ右腕のドラフト候補として注目される宇田川優希投手の先発かと見られたが、この日は技巧派左腕の長久保滉成投手が先発した。東北福祉大は、こちらもドラフト上位候補にも名前の挙がる元山飛優選手が7回に同点に追いつくタイムリーヒットを打つと、試合は4-4のまま延長タイブレークに入った。
その10回表、東北福祉大は再び元山飛優選手がタイムリーヒットで勝ち越し、飛龍高校で強打の選手と注目された4年生の生沼涼選手が満塁ホームランを放ち、試合を決めた。
この日はこの二人の最終的なチェックに、スタンドには約50人のスカウトが詰めかけたが、山野投手は「評価が落ちるとか上がるとか、どうでもいいと思い腕を振りました。アドレナリンが出ていたと思います」と話した。これで優勝を決めたが、主将の元山選手も「春と秋を合わせたリーグ戦と思うので、チーム一丸での優勝はめっちゃうれしい」と喜びを爆発させた。
今日は2戦目が行われるが、仙台大は宇田川優希投手の登板も予想され、再び大勢のスカウトが集まる可能性もあり注目される。
元山主将、先発したエース左腕・山野太一(4年=高川学園)らの視察に、50人近いスカウトが駆けつけた。7回4失点の山野は「評価が落ちるとか上がるとか、どうでもいいと思い腕を振りました」と投球に集中した。本調子ではない中、初の最速150キロを計測し「アドレナリンが出ていたと思います」と振り返った。
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