奈良学園大、ラプソード・パルススロー・インボディの最新機器を駆使し覇権奪還目指す

大学野球ドラフトニュース

長年、近畿学生リーグといえば奈良学園大という時代が続いていたが、近年は昨秋に優勝した神戸大や、昨年春に優勝し選手権に出場した和歌山大、そして大阪市立大や阪南大などの戦国時代となっており、昨秋は奈良学園大は5位だった。

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ハイテク機器導入で変革目指す

これまで、阪神の湯舟投手や中日の山井投手、横浜の桑原謙太朗投手などを排出し、大学野球選手権でも常連だった奈良学園大だが、2018年を最後に遠ざかってしまっている。近畿学生リーグには和歌山大、神戸大、大阪市立大など公立の大学が多いが、奈良学園大の酒井監督は、「ウチを倒すために国公立大もいろいろ考えている。私たちが変われてない」と話す。

その奈良学園大は、捲土重来を目指し、球の軌道を映像で計測するラプソード、肘の角度など投手の動作解析を行うパルススロー、体の筋肉量やバランスを計測するインボディなどのハイテク機器を導入する。

新3年生の146キロ右腕のエース・植木佑斗投手は、ラプソードの計測で、スライダーやカットボールの変化球が、投手の近くまで直球と同じ軌道で有ることがわかり、「意外と打者の近くまで直球と同じ軌道なので見分けがしにくいんだと。いままで以上に自信を持って投げられます」と自信を持って変化球を投げ込めるようになった。

また、パルススローで肘の角度を確認しながら、球数を考えての練習ができ、「自分の特徴を知るために絶対必要。プラスしかない」と話す。

また、188cm91kgのスラッガー・三好辰弥選手も、インボディの計測により、上半身の筋肉量がやや少ない事がわかった。「劣っているところも分かります」強化ポイントを把握しながらトレーニングをして体を作り上げる。

酒井監督も、「私が作っていたときよりも練習量が多い。もう学生に任せる時代。このやり方が必ず勝ちに結びつくと思っています」と話す。箱根駅伝で青山学院大が、選手が独自に練習に取り組むことで優勝をしたが、野球でも選手が機器を使いこなして自分を自分で理解し、トレーニングを進めている。

また再び、奈良学園大が選手権に出場し、そして全国制覇などの結果を残した時、これらの取り組みが評価されるようになる。是非、結果をのこして欲しいし、そういうトレーニングに興味のある野球選手は、奈良学園大に興味を持っても良いと思う。

奈良学園大学のドラフト候補選手の動画とみんなの評価
ドラフト候補の評価や動画、みなさまのコメントを紹介します
全国遠のく奈良学園大「変革」の時、ハイテク器機導入で令和の自主性野球へ - アマ野球 : 日刊スポーツ
全国舞台が遠のいている奈良学園大が「変革」で生まれ変わろうとしている。近畿学生リーグで昨秋5位。常連だった全国大学野球選手権も18年の出場が最後だ。この冬、球… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)

「自分は、スライダーもカットボールも、意外と打者の近くまで直球と同じ軌道なので見分けがしにくいんだと。いままで以上に自信を持って投げられます」

パルススローでは肘の角度も確認する。球数が増えて疲れてくれば角度も下がる。「自分の特徴を知るために絶対必要。プラスしかない」と植木は強調した。

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