日刊スポーツが今夏の高校野球の注目選手を紹介する「ピカイチ」特集の第2回「野手編」を掲載し、関東の4人のスラッガーが名を連ねた。兄に巨人の石塚裕惺内野手を持つ八千代松陰(千葉)の石塚太惺内野手(2年)、プロ注目で4番を担う浦和学院(埼玉)の内藤蒼捕手(3年)、高校通算39本塁打を誇る佼成学園(西東京)の中村慈胤内野手(3年)、そして明大中野(東東京)の主将・近藤友樹内野手(3年)などが最後の夏を迎える。
八千代松陰・石塚太惺、堅守の遊撃手が打撃も大幅成長
名門伝統の堅守の八千代松蔭、その要が2年生の遊撃手・石塚太惺選手だ。昨夏も1年生ながらメンバー入りし、兼屋辰吾監督(39)は「1年生離れというか、公式戦で使っても落ち着いている。そこはすごいなと思っていた」と話しており、昨秋の新チーム移行後は、堅守のチームに欠かせない存在となっている。
主将の松森海吏捕手(3年)は「本当に何度も助けられている。二遊間の守備で勝った試合だってある」と話し、エースの赤沢悠馬投手(3年)も「あそこ(二遊間)に打たせれば捕ってくれる」という声が上がるなど、ショートの守備は絶大な信頼を集める。二遊間でコンビを組む齊藤空内野手(2年)とともに、広い守備範囲と正確な送球で的確にアウトを積み重ねる。
理想とするのは巨人の泉口友汰内野手や、同校OBの東京ヤクルト・長岡秀樹内野手のような「打てて守れるショート」。昨秋の県準決勝では、専大松戸・門倉昂大投手(3年)と対戦したが、春に選抜4強入りを果たすエースについて、「やっぱり甲子園レベルだな、というのを身をもって実感して。ああいう選手を打たないと甲子園はないとわかった」と話す。兄で2024年に巨人に1位指名された石塚裕惺内野手については、「やるべきことをやっている姿を画面上で見ている。そういうところを見習っている」と刺激を受けている。
浦和学院・内藤蒼選手、佼成学園・中村慈胤選手、明大中野・近藤友樹選手など
内藤蒼捕手は、春から浦和学院の4番に座り、プロも注目をしている。高校通算11本塁打、打率4割超えと堂々たる数字を残す中、「今はプロ1本」と目標を見据える。春季関東大会でもZOZOマリンでホームランを放っており、強打の捕手として注目される。
佼成学園の中村慈胤内野手は、177センチ、88キロの体格から本塁打を量産する。小学6年時にジャイアンツジュニアに選出されたが、中学時代は肩や肘の故障に苦しみ、打撃でも思うような結果を残せなかった。中学3年時の健康診断で視力が低下している事が判明し、コンタクトレンズを着用すると打撃が向上。高校通算本塁打は低反発バットで39本を数え、プロからも注目を集める存在へと成長した。「引退するまで50本打ちたいです」と話す東京の注目スラッガーだ。
そして、明大中野の主将・近藤友樹内野手は、日刊スポーツで常に取り上げられている主将で、「いいプレーが出たら全員で褒めちぎろうと話している」と話す通り、佐藤晃平監督(39)は「試合の中でほしい声を出せる選手。野球を見る力がある」と信頼を寄せる選手。「自分だけではなく、仲間を信じないと成り立たない」と部を束ねてきた主将が、創部史上初の甲子園出場を目指す。
【石塚 太惺】 プロフィール
- 氏名:石塚 太惺(いしづか・たいせい)
- 所属:八千代松陰高校(2年)
- 出身:千葉県(佐倉シニア)
- ポジション:内野手(遊撃手)
- 投打:右投右打
- 身長・体重:172cm、73kg
- 主な特徴や実績:小学校入学前に野球を始め、6年生でマリーンズジュニアに選出。中学は佐倉シニアで主将を務めた。八千代松陰では昨夏から出場し、華麗な守備と広い守備範囲でチームの堅守を支える遊撃手。フィジカルの向上で打撃面も大きく成長し、攻守の中心として激戦区千葉での躍進が期待される。兄は巨人の石塚裕惺内野手。
【内藤 蒼】 プロフィール
- 氏名:内藤 蒼
- 所属:浦和学院高校(3年)
- ポジション:捕手
- 主な特徴や実績:今春から浦和学院の4番に座るプロ注目の捕手。高校通算11本塁打、打率4割超えと堂々たる数字を残す。「打てなくても4番らしい姿を見せたい」と責任感を口にし、進路はプロ1本に絞る。3年ぶりの甲子園出場へ、攻守の柱として期待される。
【中村 慈胤】 プロフィール
- 氏名:中村 慈胤(なかむら・じいん)
- 所属:佼成学園高校(3年)
- ポジション:内野手
- 身長・体重:177cm、88kg
- 主な特徴や実績:小学6年時にジャイアンツジュニアに選出された強打者。中学時代は故障に苦しんだが、視力低下が判明しコンタクトレンズを着用すると打撃が向上した。高校通算本塁打は39本を数え、プロからも注目を集める。「引退するまで50本」を目標に掲げ、自慢のバットで52年ぶりの甲子園出場を目指す。
【近藤 友樹】 プロフィール
- 氏名:近藤 友樹
- 所属:明大中野高校(3年)
- ポジション:内野手
- 主な特徴や実績:「信じる」を掲げる明大中野の主将。小学校でソフトボールに打ち込み、中学から硬式野球を始めた。チームの雰囲気づくりを重んじ、自主練習にも意味を求めて自ら課題に向き合う姿勢が、自主性を重んじるチーム作りを支えてきた。佐藤監督から「野球を見る力がある」と信頼を寄せられ、創部史上初の甲子園出場へ先頭に立つ。









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