都立の強豪・雪谷高が、夏の高校野球選手権東東京大会4回戦で東亜学園に5―9で敗れた。最速148キロを誇るプロ志望のエース右腕・松岡史穏投手(3年)が神宮球場のマウンド投げたものの、23年ぶりの夏の甲子園出場には届かなかった。
雷による中断で継続試合、切り替えて挑んだ2日目の粘投
この一戦は序盤から波乱の展開となった。前日、雪谷高は初回に3点を先制したものの、その裏に5点を奪われて逆転を許した。両チームがさらに1点ずつを追加し、2回裏を終えたところで雷により試合が中断。1時間9分後に再開したが、3回裏の東亜学園の攻撃中に再び中断となり、継続試合となった。
先発した松岡史穏投手にとって、継続試合となったことが後押しとなり、前日は6四死球と制球に苦しんでいたが、試合が再開した18日のみで見れば、6イニングを4安打2四球3失点。気持ちを切り替えて完投を果たした。松岡投手は「低めに真っすぐ決まっていたところが良かった」と、この日の投球を振り返った。
後悔しないピッチングを貫き、プロへ「感謝を伝えられる投手に」
しかし、ここで最後の夏が終わった。それでも松岡投手は「(前日から)気持ちの切り替えができた。後悔しないようなピッチングを心がけて投げ切れた」と、やり切った思いを口にした。2日間にまたがる難しい状況の中でも、自らの投球を最後まで貫いた。
高校卒業後はプロ入りを目指す。これからの野球人生について、松岡投手は「支えてくれている人がいる中で、野球をできるということが当たり前じゃないことに気づかされた。これから自分の行く道がどんな道であろうと、感謝を伝えられるようなピッチャーになりたい」と語った。最速148キロを誇る右腕の新たな挑戦が、ここから始まる。
【松岡 史穏】 プロフィール
- 所属:雪谷高校(3年)
- ポジション:投手(右腕)
- 主な特徴や実績:最速148キロのストレートを武器とするプロ志望の本格派右腕。第108回全国高校野球選手権東東京大会4回戦の東亜学園戦では、雷による中断で継続試合となる難しい状況の中、再開後の6イニングを4安打2四球3失点にまとめて完投した。制球に苦しみながらも低めへ真っすぐを集める投球術を見せ、高校卒業後はプロ入りを目指す。感謝の思いを胸に、次のステージでの飛躍が期待される。

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都立の強豪で、2003年以来23年ぶりの聖地を目指した雪谷が5―9で東亜学園に敗れた。





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