プロ注目の二刀流、日本航空石川高の保西雅則投手(3年)が今夏初登板し、4回1安打無失点。奪った12アウトのうち9つを三振で仕留める力投で、チームを準々決勝進出へ導いた。190センチ、103キロの恵まれた体格から最速150キロを投げ込む右腕は、打者としても高校通算13本塁打を誇る本物の二刀流だ。
12アウト中9つを三振、圧巻の初登板
この夏初めてのマウンドだったが、保西雅則投手は4回を1安打無失点に抑え、記録した12アウトのうち実に9つを三振で奪った。堂々と投げていたものの、「3年生になってもまだ緊張しますね…」(日刊スポーツ)と話したが、150キロの速球を軸にした投球で相手打線を寄せ付けなかった。
今春からは制球力の向上を目指し、テイクバックでひじをコンパクトに畳む「ショートアーム」にフォームを変更した。この決断の背景には、あこがれの存在があった。「球速もそんなに落ちている感じはしないですし、メジャーで活躍している大谷翔平投手やダルビッシュ有投手を見て(フォーム変更を)決断しました」(日刊スポーツ)と明かした。
高校通算13本の打撃、揺るがぬ二刀流への思い
投手だけではない。高校通算13本塁打を誇る強打者としても、この日は1安打2四死球と存在感を示した。一方で「インコースに攻められたときに体が開き気味になってしまった」と打席での課題も冷静に口にした。
今春から高校野球でDH制が導入されたが、投打の両方にこだわる思いは揺るがない。「チームに貢献するためには投手も野手も両方やらなければいけないですし、自分はプロに行きたいので、投打ともにプロレベルまで成長したいです」(日刊スポーツ)と力を込めた。目標は明確にプロの舞台に据えられている。
NPBスカウトも高評価、二刀流のまま将来性を注視
この日の投球を視察したNPBのスカウトも、「投手としてもスピード、馬力があるし、野手としても高校トップクラスの飛距離がある。可能性があるなら(投手か野手か)絞らず、どちらも見てみたい」(日刊スポーツ)と話し、恵まれた素材に大きな期待を寄せた。
投げても打っても高校屈指の実力を備える大型二刀流が、この夏の石川大会でどこまで駆け上がるか。プロを見据える保西投手の一挙手一投足に、注目が集まる。
【保西 雅則】 プロフィール
- 所属:日本航空石川高校(3年)
- ポジション:投手/内野手(二刀流)
- 身長・体重:190cm、103kg
- 主な特徴や実績:190センチ、103キロの恵まれた体格から最速150キロを投げ込む本格派右腕でありながら、高校通算13本塁打を放つ強打者でもある二刀流。今春には大谷翔平やダルビッシュ有にならい、制球力向上を狙って「ショートアーム」へとフォームを変更した。今夏初登板では4回1安打無失点、12アウト中9三振の力投を披露。視察したNPBスカウトから投打ともに高い評価を受けており、プロの舞台での飛躍が期待される。









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