12年連続37度目の都市対抗野球大会出場をするNTT西日本では、入社3年目の天井一輝外野手(25)が注目される。打撃好調で左打席から快音を放ち続け、今年の各大会で軒並み4割前後の高打率をマークしており、第97回都市対抗野球大会でも打撃に期待したい。大会は8月26日に東京ドームで開幕し、天井選手は31日の初戦で強豪・日本通運との試合に臨む。
1番でも3番でも、打順と場面に応じた打撃
天井一輝外野手は、上位打線の中軸として起用されることが多い。求められる役割は打順によって変わってくるが、状況に応じて柔軟に対応することを心がけている。
天井選手は「都市対抗予選前からずっと調子が良くて、今もその状態を保てています。試合では1番か3番を打たせていただくことが多い。1番ならチャンスメーク、3番ならランナーを返すというように、打順や場面に応じたバッティングを心がけたい。ヒットを打つことが全てではないと思うので、進塁打なども必要に応じてやっていきたい」(スポーツニッポン)と、状況判断を重視する姿勢を語った。
各大会で4割前後を連発、逆方向への長打が示した成長
言葉通り、今年は結果を残し続けてきた。4月のJABA京都大会を打率・417で終えると、同九州大会でも打率は・400。第2代表で突破した近畿地区2次予選も全4試合で安打を放ち、16打数7安打の打率・438と勝負強さを見せた。
そして印象深かったのが、7月20日に行われた侍ジャパン社会人代表との実戦形式の試合だった。9回に逆方向となる左中間席に同点に追いつくソロホームランを放ったが、両翼100メートル、中堅122メートルという広い田辺スポーツパーク野球場での逆方向弾に、グラウンドの選手達もその打撃に驚きを見せた。追い込まれながらもファウルで粘り、最後はフルカウントからの外角直球をインサイドアウトの軌道で痛烈にはじき返した。
天井選手は「バットの出し方が良くなければ、逆方向への強い打球を打つことはできないと思っています。追い込まれた中で左中間へ打てたというのは、自分の中でも成長を感じることができました」(スポーツニッポン)と手応えを口にした。前後のオープン戦でも本塁打を量産し期待は高まるが、足元を見つめる姿勢は変わらない。「自分はホームランバッターではないですし、大振りにならないように。センターから逆方向へ打てるのが強みだと思うので、そこは変えることなく取り組んでいます」と、持ち味を貫く決意を語った。
初戦は強豪・日本通運、黒獅子旗へ東京ドームで躍動を誓う
甘井選手は広島商、亜細亜大でプロが注目してきた。パンチ力、走塁、守備の3つで評価をされており、今年は社会人3年目の外野手としてドラフト候補だ。今年は東京ガスの藤澤涼介選手、王子の柴崎聖人選手、日本生命の中津大和選手、ENEOSの飯山志夢選手など外野手の注目選手が多いが、柴崎選手、中津選手は昨年の都市対抗本戦で活躍してアピールに成功している。甘井選手も今年に都市対抗本戦で大きなアピールを見せたい。
31日の初戦では強豪・日本通運と対戦する。4月のJABA四国大会で顔を合わせた際には3打数2安打と気を吐いており、相性の良さを見せている。天井選手は「力のあるチームですが、優勝するためにはそういうところを倒していかないといけない。どのピッチャーが来ても対応できる準備をしていきます」と闘志を燃やした。チームの優勝、そして自らのプロ入りがかかった大きな試合になる。
【天井 一輝】 プロフィール
- 所属:NTT西日本(3年目)
- ポジション:外野手
- 投打:左打
- 主な特徴や実績:センターから逆方向へ強い打球を運べる打撃が持ち味の左打者。今季は4月のJABA京都大会で打率・417、同九州大会で4割ジャスト、近畿地区2次予選でも16打数7安打・438と各大会で軒並み4割前後の高打率をマークした。侍ジャパン社会人代表との実戦形式の試合では、追い込まれながら逆方向の左中間席へ同点ソロを放つなど勝負強さも発揮。1番でも3番でも打順と場面に応じた打撃ができる好打者として、12年連続37度目の都市対抗出場を果たすチームの上位打線を担う。







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