慶応高校、慶応大、JX-ENEOS、四国IL・徳島でプレーし、ホームランを量産し続けた谷田成吾選手が、バットをマウスに持ち替えてIT戦士になる。
左のスラッガー
谷田成吾選手は慶応高校時代に通算76本塁打を記録し、2011年に日本で行われたAAAアジア選手権代表に、原樹里投手、釜田佳直投手、高橋周平選手、近藤健介選手などとともに選出された。谷田選手は7番などで出場し、フィリピン戦などで活躍を見せたが、この時点ではプロ志望はせずに慶応大へ進んだ。
慶応大でも1年春のリーグ戦でホームランを放つと、3年春に4本塁打、秋に3本塁打を放ち、高橋由伸2世と注目された。しかし4年春に1本塁打、打率.146と不振に陥り、ドラフトに向けての評価はなかなか上がらず、秋にプロ志望届を提出し5本塁打を放って追い上げアピールを見せたものの、ドラフト会議での指名はなかった。
その後、JX-ENEOSでプレーをするがプロから声はかからず、プロ入りの夢を目指してアメリカ挑戦、四国アイランドリーグ・徳島でプレーをしていた。プロ入りの夢はかなわなかったが、大きな実績を持ち、常に挑戦をしていた。
プロ野球では左の外野手がやや多く、また外野手の身体能力の高さが上がった時期でもあった。外野手ならば足、肩があってなおかつ長打も打てる選手をプロは臨んだ。ホームランバッターなら打球の飛距離に注目する所もあり、通算本塁打よりも、瞬間のホームランのインパクトが評価された。
谷田選手はバットを置き、IT戦士として戦いの準備を続けているという。IT業界で何本もホームラン級の活躍をしてくれるに違いない。
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