北海道日本ハムがドラフト会議で1位指名した花巻東・大谷翔平投手、明日10日に北海道日本ハムと両親が交渉するが、ニッカンスポーツでは交渉に臨む山田GMと大渕スカウトディレクターが「前回はパンフレットを持っていったが次は違う角度から説明したい」と話し、育成プランなどを提示するものと見られる。
その大谷投手にメジャー各球団から高い評価のコメントが出ている。ドジャースのネド・コレッティGMは「とても才能にあふれた投手で並外れている。悪いところはどこも見当たらない」と話すと、レッドソックスのベン・チェリントンGMは「非常に質の高い選手。米国でできる能力を持っているという報告が来ている。有望な若手が米国に挑戦する勇気を尊敬する」と話した。
オリオールズのダン・デュケット編成本部長は「彼は日本のドラフトで日本ハムに指名されている。コメントは差し控えたい」と話し、ドジャースやレッドソックスも含めて日本の球界との関係を尊重し、まずは北海道日本ハムの交渉の推移を見守る構えを見せた。
基本的に世界的なスカウティングのルールは決まっておらず、韓国ではオリオールズが高校生選手契約して、韓国球界はオリオールズスカウトを球場に出入りを禁止するなどトラブルが発生している。日本においてもドラフトで交渉権を得た球団が3月31日まで独占交渉権を持つがこれもあくまで国内ルールで、大谷投手とメジャーとの交渉を制限できるものではない。
メジャーも無用なトラブルを避けて関係を悪化させることは無いと判断しているのだろうが、メジャー9球団が狙っているといわれている大谷投手だけに、フライングする球団も出てくるかもしれない。
複数球団の幹部が、メジャー挑戦を表明した花巻東・大谷に高い評価を与えた。入団先の本命とみられるドジャースのネド・コレッティGMは「とても才能にあふれた投手で並外れている。悪いところはどこも見当たらない」と絶賛。
ド軍やレンジャーズと同様に、学校を訪問し大谷と面談したレッドソックスのベン・チェリントンGMは「非常に質の高い選手。米国でできる能力を持っているという報告が来ている。有望な若手が米国に挑戦する勇気を尊敬する」と評した。
ロサンゼルスから東に200キロの砂漠地帯に位置するインディアンウェルズで、風向きが変わっていた。160キロ右腕獲得を目指す米大リーグ側の各球団が、日本ハムと大谷との交渉を優先させている事実が判明した。
「彼は日本のドラフトで日本ハムに指名されている。コメントは差し控えたい」注目発言をしたのは、オリオールズのダン・デュケット編成本部長(54)だった。大谷の名前を振られて「一度も見たことがないから、分からない」と無関心を装ったが、その後、現状を正確に把握し、交渉を静観していることを示唆した。
10月21日に大谷がメジャー挑戦を表明して以降、いつ米球団との本格交渉に入るかが注目されていた。しかしオ軍だけでなく、最大9球団といわれる大谷を狙う他球団のGMも交渉予定には口を閉ざし、まるで凍結しているかのようだ。
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