北海道日本ハム・栗山監督が、早稲田実・清宮幸太郎選手獲りを話す

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優勝旅行のハワイから帰国した栗山監督が、成田空港で語ったのは来年のドラフト会議についてだった。早稲田実の清宮幸太郎選手について「非常にうちっぽい選手だよね。可能性は十分にあるよ」と話した。

ポスト大谷

ハワイで来年のチーム構想についても考えていたとみられる栗山監督は、「強いチームはON、衣笠さん、山本さんみたいに強打者が重なる。」と話し、「翔が打ちやすくなるようなもう一人の軸がほしい」と主軸を打つ選手が必要という考えにまとまった。

大谷翔平選手も球界屈指の強打者だが、「翔平は2つやっているので軸にならない」と二刀流のため毎試合打席に立つわけではない事、さらに来年オフにもメジャーリーグへ移籍する可能性が高い事からも、右の中田選手とともに主軸を打つ左のスラッガーが獲得候補となる。また、4番の中田翔選手も国内FA権を取得するため、その対策という事にもなり、来年のドラフト1位は野手のスラッガー獲得が最優先となりそうだ。

また栗山監督は人気面でも清宮選手を獲得したいと考えている。11月3日に神宮球場で行われた秋季東京大会決勝で、早稲田実vs日大三の試合を視察した際に、「神宮裏のイチョウ並木まですごい並んでた。それだけみんなが楽しみなんだ。それを見ただけでも良かった」と話し、清宮選手の注目度の高さを実感していた。現在、北海道日本ハムはやはり大谷翔平選手の露出度が高く、人気の高さも抜群である。その面でもポスト大谷が必要というわけだ。

ドラフト抽選5連敗の栗山監督

栗山監督は今年のドラフト会議でも田中正義投手、佐々木千隼投手の抽選を外し、現在抽選5連敗中である。「さすがにやばいよな。6連敗したらファイターズにいられなくなる」と話した。しかし、「見てる人が知らない人より、顔を知っている方がドラフトとして分かりやすい」と、ドラフト会議もファンへの重要なコンテンツと位置づけ、球団編成の人よりも知名度が高く顔を知っている人が多い監督が抽選をするべきと話し、「引きますよ」と今年も抽選に挑むことを明言した。

その年のNO.1選手を狙う北海道日本ハム、現時点では清宮幸太郎選手が実績ですば抜けている。今年のドラフトでも途中で高校生投手が1位候補に浮上したが、昨年からの実績もあり田中正義投手を1位指名した。

清宮選手には課題も見えるものの、パワー、技術があり、そして人気面で他のドラフト上位候補を引き離している。ドラフト1位指名は確実といえる。

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2017年度のドラフト候補リスト

「清宮君、非常にウチっぽい選手っていうかね。1位?可能性あるんじゃない。強いチームはON(王、長嶋)、衣笠さん、山本さんみたいに強打者が重なる。翔(中田)が打ちやすくなるような、もう一人の軸がほしい」。自身が4番に据え、球界の主砲となった中田をダブらせ、強力打線形成への思いをはせた。

「さすがにやばいよな。6連敗したらファイターズにいられなくなる」と弱気な一面も見せたが、最後は「引きますよ」とキッパリ。「見てる人(ファン)が知らない人より、(くじを引く人の)顔を知っている方がドラフトとして分かりやすい」。ファンあってのプロ野球。それが清宮を指名する理由でもある。

11月3日に行われた秋季高校東京都大会決勝、早実-日大三を神宮の観客席で観戦し、清宮の視察も済ませていた。この試合で清宮は5打数5三振に終わったが、「神宮の裏のイチョウ並木まで、たくさんの人が並んでいた。それだけでも見られてよかった。みんな楽しみにしていると感じたよ」。

清宮の父・克幸さん(49)とは取材者として接し、自身は大ファンだという。「(清宮は)みんなが楽しみにしている選手。(スター性など)非常にウチらしい」と栗山監督。

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