プロ野球交流戦で期待の2年目新星が登場、巨人・若林選手、広島・遠藤投手、DeNA・櫻井投手

櫻井周斗, 若林晃弘, 遠藤淳志

プロ野球交流戦は、なぜか若手選手の起用の場としても注目されるようになっている。日本ハムはドラフト1位ルーキーの吉田輝星投手が12日の広島戦で先発する予定だが、この日は2年目の選手が起用され、結果を残した。

交流戦

相手が優勝を争う同リーグのチームではないからなのか、それとも6月という時期的に、開幕からプレーをしてきた選手の疲れが出て、ファームで結果を残した若い選手を1軍で起用するタイミングなのか、交流戦では若手や普段のリーグ戦で起用していない選手の活躍が見られたりする。

巨人はこの日の千葉ロッテとの交流戦で、JX-ENEOSで主砲として活躍し2017年のドラフト6位で指名した若林晃弘選手を8番セカンドで起用すると、4回2アウト1塁の場面で振りぬいた打球は「いい感触で打球が上がってくれたので入ってくれと思っていました。」の想いに押され、スタンドに飛び込んだ。同点に追いつく貴重な2ランホームランとなった。

これで勢いに乗った巨人は4-3で勝利し、若林選手がお立ち台に立つと、「無心だったのであまり覚えていませんが、うまく打てて良かったです」と話した。若林選手の父や大洋でプレーした若林憲一氏。父もプロで1本ホームランを打っているが、親子でのプロ野球でのホームランとなった。

ドラフト6位で指名されたとはいえ、法政大からJX-ENEOSで2年間プレーしてプロ入りした若林選手は、即戦力として期待された。しかし、プロ1年目は壁にぶつかり18打数で1安打に終わった。しかし若林選手らしいホームランが飛び出し、長打も打てるセカンドとして今後も活躍を期待したい。

高卒2年目投手も

またこの日、広島は0-4と劣勢の7回に、同じくプロ2年目で2017年のドラフト5位で指名した遠藤淳志投手を1軍初登板させた。遠藤投手は147キロの速球とスライダーを投げ、ソフトバンクの真砂選手から三振を奪い、内川選手などを打ち取って1回を3人で終わらせた。

遠藤投手は霞ヶ浦高校で184cmから140キロを超す球を投げ、関東屈指の投手と注目された。昨年はファームでもそれほど成績を残さなかったが、体づくりを進めると、今年は10試合に登板し3勝1敗、防御率3.29という好成績を残していた。昨年のドラフトで2位で指名された山口翔投手が先日、1軍で初登板初先発で素晴らしい投球を見せた事に刺激を受け、この日の登板につながった。

また、横浜DeNAも劣勢の6回に、同じく2017年のドラフトで5位で指名した櫻井周斗投手が登板すると、148キロのストレートで埼玉西武の山川選手から三振を奪うなど素晴らしい投球を見せた。「緊張していたので、光さんのミットに思い切って投げるだけでした」と話した。

櫻井投手は日大三でエースとして活躍し、早稲田実の清宮幸太郎選手から1試合で5三振を奪うなどライバルとして戦った。その清宮選手が昨年1軍で7本のホームランを打つと、今年は同じドラフト3位で指名された阪口皓亮投手が1軍デビューで好投を見せ刺激を受けていた。

2017年の高校生世代は、東京ヤクルト・村上宗隆選手がすでに15本塁打を放っており、中日のドラフト4位・清水達也投手も1軍で活躍を見せ始めている。2年目になり続々と頭角を現し始め、楽しみになってきた。

2017ドラフト指名選手

無心で振り抜いた打球はG党がオレンジ色に染める右翼席に吸い込まれた。四回2死一塁。若林がロッテ先発、二木が投じた139キロの内角直球を捉えた。26打席目のプロ1号で、初めてゆっくりとダイヤモンドを一周した。
「(大歓声は)すごく気持ちいいです。本当にいい感触で打球が上がったので、『入ってくれ』と願っていました」
前日6日の楽天戦で初打点を記録した2年目のスイッチヒッターが、今度は1号2ランだ。

出番は0-4の七回。最速147キロの直球にスライダー、カーブを交えた投球を展開した。先頭の真砂をスライダーで空振り三振に斬ると「最初は緊張して足がガクガクだったんですけど、何とか一人抑えて心に余裕ができました」と続く高田を直球で三ゴロに封じた。

思い切り腕を振った。「緊張していたので、光(伊藤)さんのミットに思い切って投げるだけでした」。最速148キロの直球で押し込み、強打のスラッガー相手に一歩も引かなかった。


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