東北楽天、人的補償で酒居知史投手を指名、千葉ロッテは小野郁投手

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東北楽天は美馬学投手のFA移籍による人的補償として、今季25ホールドポイントを挙げた酒居知史投手を指名した。また千葉ロッテは鈴木大地選手のFA移籍の人的補償に小野郁投手を指名した。

共にリリーフを指名

東北楽天が指名をした酒居知史投手は、龍谷大平安、大阪体育大を経て、大阪ガスから2016年に千葉ロッテにドラフト2位で指名され、1年目から5勝を挙げる活躍を見せていた。2年目は2勝6敗に終わったが、3年目の今年はリリーフとして54試合に登板し5勝4敗、20ホールドを挙げる勝ち試合のリリーフ投手の一人として活躍した。

プロテクト枠から外されない投手だと思ったが、松本球団本部長は「今年頑張ってくれて、本当に痛いけど、苦渋の決断。若い選手をブロックした分、どうしても中堅あたりの選手が漏れてしまった。28人というのは非常に厳しい。酒居の実力からすれば、少ないブロックなので覚悟はあった。ただ、若い選手でせっかくイキのいい選手が出てきていて、ドラフトでとってきているので育成もしっかりしたかった。先を見据えたブロックになった」と話し、酒居投手よりも若い層の選手をプロテクトリストに入れたと話した。

一方、千葉ロッテは小野郁投手を指名した。小野投手は西日本短大付出身で2014年に東北楽天にドラフト2位で指名された投手。今年は13試合に登板し0勝0敗、イースタンリーグでは2勝3敗、14セーブ、防御率3.32で2年連続となるセーブ王に輝いているが、1軍では登板するもヒットを許すケースが多い。ただし26歳の酒居投手よりも若い23歳で、リリーフとして伸びしろが期待されている。

酒居投手は「球団から連絡を受けてびっくりした。ただ、こういう世界なので、今は切り替えて自分の野球をするだけ」とコメントし、小野投手は「1軍で結果を残していないのに獲得していただき、期待してもらっていると思う。1年目と同じ気持ちでやっていく」と話す。お互いにリリーフで投げ合う場面も見られそうだ。

4対3のトレード

FAやトレードなどを含め、千葉ロッテと東北楽天の間で4対3のトレードという形となった。

千葉ロッテ東北楽天
美馬学投手(先発):FA
ハーマン投手(リリーフ):自由契約
小野郁投手(リリーフ):人的補償
西巻賢二内野手:自由契約
涌井秀章投手(先発):金銭トレード
酒居知史投手(リリーフ):人的補償
鈴木大地内野手:FA

名前や1軍での成績を見ると、1軍の主力級の選手3人を獲得した東北楽天の方が、良いトレードを行ったというふうに見え、来年も3選手とも活躍する姿が予想できる。

千葉ロッテは若い先発陣にベテランを加える事でさらに層を厚くした。また若い選手を育てていくという事で小野投手、西巻選手を獲得した。美馬投手の移籍により楽天は涌井投手を、鈴木選手の移籍により、千葉ロッテは若手の西巻選手をお互いに補強し合ったが、リリーフの酒居投手の穴は小さくないのではないかと思う。ハーマン投手が今年以上の投球をし、小野投手の成長を期待する事になる。

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