ヤクルト・村上宗隆選手が新人王、外れ1位獲得の経緯を松田スカウトが話す

東京ヤクルト球団ニュース

東京ヤクルトの2年目・村上宗隆選手が新人王を獲得した。19歳で36本塁打を放つ驚異的な活躍を見せての獲得だったが、当時のドラフト指名の経緯を担当の松田スカウトが語っている。

高3の6月

村上宗隆選手は2017年のドラフト会議で、東京ヤクルトが外れ1位の抽選の末に獲得している。清宮幸太郎選手、安田尚憲選手などが注目された年で、1位指名では清宮選手に7球団が指名重複し、外れ1位では東京ヤクルト、巨人、東北楽天が村上選手を指名して東京ヤクルトが抽選で獲得した。

松田スカウトが最初に見たのは1年生の春、そして高校3年まで成長を見守ると、6月の海星戦で小川SDなど4,5人で視察をしたときに左中間にホームランを放ち、球団内での評価は非常に高いものになったという。

そのシーズンに東京ヤクルトは96敗をしたものの、日本人のスラッガー獲得を方針として決め、ドラフト1位では清宮選手を指名した。抽選で外すと安田選手が残っていた他、チーム状況から東克樹投手や鈴木康平投手の指名が予想されていたが、橿渕スカウトグループデスクが「高校生でこのレベルは出ない」と村上選手を安田選手や即戦力投手より上にランク付けし、外れ1位で指名をしたという。

山田哲人選手も担当

村上選手は今年新人王を取ったのは、その後の努力ももちろん大きい。ドラフト指名後も高校では1日も休まずに練習を続け、2年目で36本塁打を放ち新人王に輝いた。松田スカウトは「何年後かにこれぐらいのレベルになると思っていたけど、まさかここまでとは、予想をはるかに上回りました」と話して喜んだ。松田スカウトは関西担当時代に履正社の山田哲人選手も担当していたという。

松田スカウトは投手出身で1992年にドラフト2位で日本ハム入りし、その後、1996年にダイエー、1998年に東京ヤクルトに移籍し2001年の日本一に貢献した。2007年からスカウトを務めている。山田選手、村上選手を担当して獲得したことについて「本当に縁ですね」と話した。

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スバ抜けたスタミナ山田と共通 松田スカウトが祝福 スポーツ報知紙面 2019/11/27

 

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