日大三・櫻井周斗投手が敗戦も13奪三振、スカウト「プロでも打てない」

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5-5の同点から一気に突き放され12-5で履正社が日大三を下した。しかし日大三の櫻井周斗投手の13三振を奪う投球は、プロのスカウトの目を奪った。

13奪三振

櫻井周斗投手のスライダーは、昨年に寺島成輝投手、山口裕次郎投手というドラフトで指名された2人の左腕と対戦をしていた履正社ナインを驚かせた。スライダーに手を出さないようにしようと決めていた打者が、次々とスライダーに手を出して空振りをする。

初回は安田尚憲選手を含め2奪三振、2回も2奪三振、4回まで7奪三振とドクターKぶりを見せる。安田選手も「自分の想像を2倍上回るキレ。曲がりが遅く直球かと思った」と話した。

5回には3ランホームランを浴びたものの2つの三振を奪い、6回までに2ケタとなる10三振を奪った。しかし強打の履正社打線を相手に投げ続けた疲労は大きく、「スライダーを切って投げる感じからねじって投げる感じになった。交代の前はもうあっぷあっぷでした」と話した。

8回まで5失点に抑え、いったんはセンターに退いたあと再びマウンドに戻ったが安田選手に逆方向に痛打を浴びた。8回0/3で5安打13奪三振6失点という内容だった。

スカウトが高評価

櫻井投手の投球にはプロのスカウトから絶賛のコメントが相次ぐ。

中日の中田スカウト部長は「清宮を5三振したというのは納得した。右打者のひざ元に完璧に決まるスライダーは、プロでも打てない。」と評価した。

オリックスの中川スカウトグループ長は「スライダーがいいし、投げっぷりも良くて腕が振れる」と話すと、巨人の岡崎スカウト部長は「高校生トップクラス。わかっていても打てないんだから、見たことのないスライダーという事だろう。ドラフト上位の可能性はある投手。これから楽しみ」と話し、ドラフト上位にも入ってくる投手と評価した。

また、北海道日本ハム・大渕スカウト部長は「右打者からチェンジアップで三振を取れ、全ての球種で腕が振れる」と評価すると、横浜DeNAの吉田編成スカウト部長も「腕が振れて将来はセットアッパーとして期待される」と話した。

昨年秋の東京大会決勝でも早稲田実から14三振を奪ったもののサヨナラ負けを喫した。三振を奪う投手は球数も増えるし、投げっぷりの良い投手と言われる投手は全力で投げていることになり体力の消耗は激しくなる。櫻井投手も「体力の問題」と話すが、先発左腕としてならば軽く投げて伸びるような球などパワーアップをしたうえで、今よりも力を抜いて投げられるようになりたい。

進路がどうなるかわからないが、大学では間違いなくすぐに通用してしまうだろう。体力をアップするための時間も欲しい投手で、プロ入りして2軍で育ててほしい投手だと思う。

金成選手は4打数1安打

また左のスラッガーとして期待された金成麗生選手だが、この日は第2打席でレフト前にヒットを放ったが4打数1安打に終わった。「自分のタイミングで打てなかった。」と話し「早実を倒し、履正社を倒して全国制覇したい」と、夏に向けて誓いを立てた。

金成選手は昨年秋に活躍をしたもののバッティングの粗さが課題とされていた。今大会で爆発すれば評価も挙がると期待していたが、早い敗退となった。バッティングは少しまとまった感じだが、まずは春季大会から豪快な当たりを見せ続けてほしい。

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昨秋東京大会決勝・早実戦は、清宮から5打席連続を含む14三振を奪いながら、九回に逆転サヨナラ負け。「同じことをしてしまった」。悔しさは夏にぶつけるしかない。

1回戦屈指の好カードで敗れたが、夏への収穫はあった。4番の右打者・若林からも4奪三振。6回は新球のチェンジアップで仕留めた。巨人の岡崎郁スカウト部長は「ドラフト上位の可能性はある投手。これからが楽しみ」と評価した。

視察した巨人・岡崎スカウト部長は「高校生トップクラス。わかっていても打てないんだから、見たことのないようなスライダーということだろう」と高く評価した。

「右打者からチェンジアップで三振を取れ、全ての球種で腕が振れる」と日本ハム・大渕スカウト部長。DeNA・吉田編成スカウト部長も「腕が振れて、将来はセットアッパーとして期待される」と高評価だ。

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