早稲田実・清宮幸太郎選手が80号、81号連発、日本ハムスカウトが予感的中

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春季高校野球東京大会では早稲田実の清宮幸太郎選手が1試合2本塁打を放ち、今年の公式戦で初ホームランを記録した。練習試合も含め38日ぶりのホームランだった。

会心の当たりではなくても

4回、1アウト2,3塁の場面で清宮選手は、駒大高のプロ注目左腕・吉田永遠投手のインコースのストレートを振りぬくと、やや詰まったあたりだったものの打球はライト方向に推定120mのホームラン、そして続く5回1アウト1塁の場面では外角の真っすぐに泳がされたものの、風もありセンターのフェンスを越えた。

清宮選手は今年に入り、3月8日のセンバツ前の早稲田大との練習試合でホームランを放ったが、その後は練習試合、センバツ、そして春季東京大会とホームランは無く、38日間、39打席ノーアーチが続いた。「これだけホームランが出なかったのは初めて」と話した。しかし「不調の原因が分かった。目線を戻すことだったり後ろに残すことだったり」と話し、下半身がポイントと打撃フォームを修正し、「きょうは自信がありました。試合前から、いけると思っていた通りの結果」と話した。

この日の2本は「全然完璧じゃない」と話した。しかしこのオフは「会心の当たりでなくても入るというのを意識してきた。今日の2本は冬場にしっかりやってきた成果が出た」と話し、昨年までだったら出なかったホームランかもしれず、昨年からのさらなる成長を見せていた。

日本ハム・岩舘スカウト予感的中

この日は北海道日本ハムの岩舘スカウトが視察をしていたが、第1打席にファウルを打ったとき、「1打席目に開かずにファウルを打って、出そうだなと思った」と話し、第1打席のバッティングフォームを見てホームランの予感を感じていたという。

そして飛び出した2発について、まず1本目は「簡単な球ではなかったが体を開かずに打ったから右中間に飛んだ。開いていればライトポール際だった」と話し、2本目は「リストをうまく使えるからあそこまで伸びた。木のバットでもすぐに適応できる打ち方」と評価した。

打たれた吉田永遠投手は1本目については「失投に近い。思い切り腕を振って打たれたら仕方ないと思っていた」と話した。吉田投手はこれで降板し、2本目は継投した投手が打たれたが「一塁から見て、センターフライと思った」と話した。

量産なるか

まだ会心の当たりではない。センバツでもホームランこそなかったが、なかなか落ちてこずにフェンスギリギリまで飛んだ飛球が何度もあった。打球的にはその時と変わらないのかもしれない。それでも修正ポイントを見つけてそれを修正し、風の影響があったにせよ2本を放ったことは、精神的にかなり楽にしてくれるだろう。

今後、ホームランの量産体制に入るかもしれない。

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「不調の原因が分かった。目線を戻すことだったり(体を)後ろに残すことだったり」と下半身の使い方を修正。視察した日本ハム・岩館スカウトも「1打席目に(体を)開かずにファウルを打って、状態が上がってきていると思った。(本塁打も体を)開かず、右中間に打てていた」と復調を感じていた。

5回1死一塁で、相手の2番手右腕の外角直球に泳ぎながら、中堅左のフェンスを越した。「あんなので入ってしまうとは。会心の当たりでなくても入る。それを意識して、トレーニングを重ねてきた。きょうの2本は冬場にやってきた成果」と手応えを得た。

「全然完璧じゃない」と振り返った2発。それでも「会心の当たりでなくても入るというのを意識してきた。今日の2本は冬場にしっかりやってきた成果が出た」と胸を張った。

左投手の内角球に詰まりながらも打った1本目は「左投手に対しても開かず、詰まっても押し込めていた。ポール際じゃなく、右中間に運んだところが凄い」とし、右投手の外角球を中堅左に運んだ一撃についても「開かずに(バットを)残せているから」と解説した。

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